風の行方...深真珠

 

 

アメリカ - 2003年01月28日(火)

最近、イラク攻撃が秒読みの段階だという報道が増えている。
国連の査察団の報告が終わり、アメリカの言動に注目が集まっている。

現段階での攻撃はやめるべきだと思う。
アメリカはなぜか焦っている。
そのせいか、ドイツやフランスを「古いヨーロッパ」と言ったりしてる。
下手すれば、ヨーロッパすらも敵に回しかねない。
(現実的にはないだろうけど)

世界的にアメリカに賛同しているのはイギリス、スペインあたりで、
(イギリスの世論は反対してるみたいだけど)
中国やカナダあたりは反対の立場らしい。

僕の目にはアメリカはどうしても攻撃したがっているように思える。
毎晩、寝る前に自前の銃を手に取り磨き上げ、にやけているような気がする。
ときどき構えては、どこかに標準を合わせ、口で「バーン」と言ってみたりしている。
気持ちいい光景じゃない。

今、世界的な不況が続いている。
日本はもちろん、ヨーロッパも、超大国アメリカでさえも不況の真っ只中にいる。
ここ数年、成長が著しいとされている中国でさえもデフレの波が襲っているという話も聞く。
戦後、アメリカが世界の実権を握ったが、失速してしまう。
そこをひっぱったのは日本の高度経済成長。
バブルがはじけてしまったあとは、アメリカが再び好景気に沸いた。
次は日本が世界の経済を牽引するはずだったのに、まだ浮上できずにいる。
そういう中で、アメリカはどこに救いを求めたかと言えば、軍事。
(もちろん、構造はここまで簡略ではないけれど)

去年、テロと闘うことを理由に(確か)500億ドルを補正した。
結果、ビン・ラディンを捕まえることはできなかった。
あれだけテロ撲滅に燃えているのに、なぜ地上戦を行わないのか?
相手がどんなに優秀だとしても、人一人見つけることができないのだろうか?
アメリカ軍の最先端技術をもってしても、人一人見つけられないとしたらたいしたことはないんじゃないだろうか?
衛星から、車のナンバーが読める時代だ。
僕はどうにも納得いかない。

対テロを掲げて、ブッシュの支持率は急上昇した。
軍関連の株価もあがってるらしい。
対テロを主張し続ける限り、経済の方の話はそこまでとりあげられることはない。
支持率はずいぶん下がってきたが、強いアメリカを前面に押し出すことによってブッシュが狙っているのは、
もちろん再選だろう。
父親と同じ失敗はできない。

それにイラクと北朝鮮の間には、決定的な違いがあると思う。
北朝鮮の人達のインタビューなどを見ると、本当に無感情で発言もテキストどおりといった印象を受ける。
しかし、イラクの人達は違う。
一人一人が何かしらアメリカに対して敵対心をもっている。
それはきっとフセインに植え付けられたものではない気がする。
湾岸戦争の時の恨みといったところだろう。
だいたい湾岸戦争のときに、フセイン政権を倒しておくべきじゃなかったのか?
前から、フセインはよくないと言っていたじゃないか。
生かして、脅威を(敢えて)作ることによって、軍事強化を進めるため?
そしたら、テロも完全に失くそうという気はない?

イラクを下手に攻撃すれば、またテロの小さな炎をいくつも生み出すことになるだろう。
もちろん、テロはいけないことだ。
でも、イラクの人々にとっては、アメリカの攻撃そのものがテロだと感じるだろう。
被害者と加害者が複雑になる。

9・11は、魔法の言葉じゃない。


...




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