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サイドステップを踏めない・・・ - 2009年02月04日(水) そこは見渡す限りの草原かもしれない。 そこは海の真ん中の海面の上かもしれない。 そこは火口の下のマグマの上かもしれない。 そこは釣り糸一本で渡された橋の上かもしれない。 そこは銀座のど真ん中かもしれない。 でも、それがどこでも構わない。 単に僕がサイドステップを踏めないだけなのだ。 僕がサイドステップを踏むと、そこは終わりだ。 終わりしかない。 例えそれが・・・ 例えそれがどこであろうとしてもだ。 僕はすでに決められた道を歩いているだけなのだ。 どこへも行けないし、それはもう僕のさじ加減でなんとかなるものじゃない。 もっと早い時期なら華麗にサイドステップを踏めたかもしれない。 でも、もう駄目だ。 踏んだ瞬間に、真っ逆さま・・・ そこに土があろうとなかろうと関係ない。 そこに海があろうとなかろうと関係ない。 この流れはもう誰にも止めることはできない。 サイドステップを踏むことで見えるものが少しは増えたかもしれない。 もっと早くサイドステップを踏む勇気があれば、もっと違うものが見えたかもしれない。 でも、もう遅いんだ。 もう固まってしまった。 固まって、どこへも行けなくなってしまった。 とても悲しいことだ。 と言ってみても、誰も僕のために涙を流してくるわけじゃない。 いつか、勇気を出してサイドステップを踏んでみよう ...
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