★ - 2003年12月11日(木) だいたい、朝の7時に郁さんは起してくれる。「今日はもう起きるの?」って。深い眠りの中から意識が戻ってきてまず思うのは、「休みじゃなかったっけ。」って事。「残念ながら今日はONだ。」その後5分ほどまどろんでから歯を磨く。 仕事の日は、朝しかまともに顔をあわせないからか、僕がトーストを食べてると珍しく、唐突に姉とけんかしたことを話してきた。きっと誰かに聞いて欲しくてしょうがないんだと思う。本当は、ゆっくり聞いてあげたいんだけれど時間がない。郁さんも一通り話したら気がすんだようで洗濯機にむかっていた。 何気ない朝だけど、電車に乗りながら色々考える。人は結局寂しい存在なのかもしれないなぁ。だから人は色々と紛らわしたりするけれど、それでも、心から満たされることはない。 老人が寂しそうに見えるのはきっと、人生そのものがそこに収束して行くからなんだろうか…。 -
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