★ 防府・小郡 - 2004年09月19日(日) 目の前の日本地図を見ながら、走った街を思い出す。 防府で駅前のサティーの駐車場に車を停めて、三頭火が生まれ暮らした街並みを見ながら、護国寺まで歩いた。曹洞宗とあるこの寺に三頭火の墓がある。炎天下で目眩がしそうなくらい暑い昼下がり。 「もりもりもりあがる雲へ歩む」これが辞世の句であるらしいが、墓の後ろに、入道雲が盛り上がっていた。 その後台風にやられて屋根や瓦が壊れた街並みの中を其中庵のある小郡まで走った。小高い山の中腹のこの庵で定住するかに思われるが、取り付かれたように旅に出て酒に溺れる。東北鶴岡あたりまで行脚し、その後松山の一草庵で往生する。 僕らは小郡から萩へ向かう山中で先ほどの入道雲の下に入ってしまい、稲妻が落ちる大雨の下を萩まで走った。深い苦しみと向かい合った詩人は死を前にして開放されたようだ。 -
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