DIARY独り言

 

 

横室の大カヤ(2) - 2006年07月07日(金)

人の一生はせいぜい80年。この間、TVで死ぬ時に俺の人生はまあまあだったなって、言えるのが夢だって言うようなことを話していた。そんな余裕があるのかどうかは別として、気分的には良くわかる。

でも、墓の中に埋もれてしまうのもちょっと夢がない。最近遺骨を海にばら撒くという埋葬の仕方があると聞く。お墓の代金がかからないのでいいんだろうか。海が好きな人だったら良いかもしれないが。

横室の大カヤを見て、僕は思った。できることなら墓のそばに樹を植えて欲しい。その木が僕の体の栄養素を吸収して大きく育ったらなんだか自分の命がその樹に宿るのではないかって思ったりして。

きっと昔の人は、樹のそばに屍を埋めたことと思う。そうして、その樹が何百年も時を隔てて、枝葉を広げていたとしたらとても素敵な物語がありそうではないか。

そんなことまで考えさせられる横室の大カヤだった。


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