DIARY独り言

 

 

雨の朝 - 2006年11月27日(月)

朝の通勤電車の中で、女子高校生が受験について話している。「なんで、日本史のテストいまさら、やるんだろうね。」「でもテストだけだから、いいんじゃない。」「でも、点数悪くて、2とかとったらやっぱりやじゃない。」もちろんイントネーションは女子校生風。

どうやら、単位不足のしわ寄せを食っているらしい。さらに、「やっぱ、行く気のない大学は受けないことにした。」「だって、入学金20万とか、50万はらうんでしょ。」彼女たちは彼女たちなりに悩んでいる。

電車の外は雨が降っている。なにもやる気のでない、月曜日の朝の話。ドアに張り付いた、中年男がいつ倒れるかと思って見ていたがどうやら大丈夫そうだ。

どうやら、社会は複雑になりすぎてしまったようだ。リアルに現実を見据えることもできないままに、時間だけが過ぎてゆく。だれも現実を変えることはできない。かといって、努力をするわけでもなく。無力な大人たちが、波に洗われているだけの朝がまた始まった。


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