星 間 旅 行
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2003年10月25日(土) |
コバルトブルーの生き物 |
ひとつの部屋の壁を装飾するという課題があった。私がどうしようかと思っていると、スキンヘッドの相棒がイゴを「連れてこい」と言った。わたしの(夢の中の)記憶では、イゴはカメレオンのような動物で、色に関連しており、見かけはイグアナのようなものだと思った。探すのに時間がかかっていると、相棒がイゴを抱きかかえて戻ってきた。記憶に反して、それはコバルトブルーの体色をしており、小さな草食恐竜のようだった。イゴを部屋に放つと、色が広がり始めた。イゴが絵の具のチューブを踏みつぶすことによって、抽象絵画ができあがるのだ。イゴのパワーはすさまじく、部屋が揺れるほどだ。わたしのペットの犬がそれにまきこまれて吹っ飛んだ。 相棒が部屋の装飾の方法のお手本を見せてくれることになった。相棒はスプレーと筆を使って、絵を描き始めた。彼の腕が流れるようにスプレーを噴く。そして、筆でその輪郭をとる。それらささいな筆やスプレーのタッチが生かされて、ひとつの形として定着される。気がつくとそれらは精巧な風景画になっていた。まるでリアリズムの油絵のようだ。すこし霧がかったようなタッチで、湿った森の中が表現されていた。大木の根元を見るとそこに集まる昆虫までもが描かれている。しかし、わたしは、はっと気がついた。そこには、生命力が無かったのだ。 相棒は自分の技術力を自認しながらも、やはり至らない点も認めていて、それを越えて欲しくて、私に見本を見せているのだった。
†
ビルの最上階には、球のモニュメントが配置されていて、それを何人かが取り巻いていた。みんなが、何かに合意した。すると、眼下に広がる地上にいる人間の中に危険なものが埋め込まれたようだった。 そこにいるみんなは予想外の結果に、困惑したようだった。それは、あの背の低い、邪悪な人物の意図によるものだったようだ。 邪悪な人物に私達の中から決闘を申し込んだ人がいた。それは、邪悪な人物の血縁関係がある一族の人々だった。 私達はその決闘を見守ることになった。見学者もその弾丸を受けかねない危険なものだった。 弾丸の衝撃を感じながらも、決闘を見守る私達。頭をかすったりした人がいたが、死人は出なかった。
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