2004年02月29日(日) |
砂の器 Symphony 7 & それぞれの中のSMAP |
慌しい3日間が過ぎました。
土曜は気絶するほど眠い1日でした。表参道の地下鉄のホームで「砂の器」の看板の 和賀さんに目覚めさせられ、新宿駅のホームではANAの看板の浴衣姿の吾郎ちゃんに 癒されたりする私なのでした。
砂の器 7話
凶悪犯や完全犯罪者だとかそんな人はほんの少しでほとんどの罪を犯した人間は その事を悔いそれでもその事で得た「今」を突き進む。 罪の重さと後悔と戦いながら。 和賀英良は普通の人間なのだ。 悟られまい悟られまいとすればするほど自分を追いこんで行く。 今回今西たちが自宅を出て行ったあとの震えるシーンは正直ビックリしたけれど 「上手に嘘がつけただろうか」 「不自然ではなかっただろうか」 「怪しいと思われなかっただうか」 緊張が解き放たれた瞬間だったのだろう。 「僕がやりました」 早く楽になりたい・・・心のどこかではそう思っているのではないだろうか。 逃亡犯は逃げながらも心のどこかではそう思っているのではないだろうか。
しかし和賀英良にはその前にするべきことがある。 自分が生きてきた、この世に生まれてきたことの証である「宿命」を生み出すまでは。
秀夫の父親はいったい何者なのだろう。 今西は秀夫の父親を知っているようだ。 もしかしたら・・・・。 来週がますます楽しみになってきた。
ふと思う。私が今、和賀英良に問いかけたいのは 「もし時間を戻せるとしたらあなたは 1月4日に戻りたいですか。 それとも‘和賀英良’に生まれ変わった日に 戻りたいですか」と。
日曜日、とある大型電気店でのことです。 たくさんのテレビが並んでいる。その画面に見たことがある場面が映し出される。 BS-hiで紅白の再放送をしていたのだろうか。 「今年最後の歌になりました」と。5人が登場する。 通りかかった人達が次々と足を止める。老若男女を問わず人が集まってくる。 ほとんどのテレビにSMAPが映し出される。 「世界に一つだけの花」が流れはじめる。人々はみつめる。 ただ黙って見つめていた。 その先に白いスーツを着た5人が、SMAPがいる。 液晶の綺麗な映像と美しい5人がいた。白いスーツが本当に似合っている。 最後には満面の笑顔の5人がそこにいた。 審査結果が出る頃には人々はどこかへ消えていた。 その人々それぞれの中にどんなSMAPがいたのだろうか。
そのあと、食事をしたレストランで会計を済ませ外に出ると先に会計を済ませていた 年配の人達が話しこんでいた。その中の男性が「今日これから新選組があるから 間にあわないからもう失礼する」と言っていた。 そうすると「今日だったかしら」「そうだったね」と家路についていた。 おじさまは急いでハンドルを握っていた。 そういう私も新選組に間に合わないと急いでいたのだけれど。 案の定道を間違えて近藤勇さんとの待ち合わせに遅刻してしまったのだけれど。
見ず知らずの人々の中にSMAPがいる。 どんなSMAPがいるのだろうか。 あのテレビの前に集まってきたたくさんの人達の視線をひとり占めする彼らの すごさをあらためて感じた日なのでした。
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