2003年02月25日(火) |
「暗殺の瞬間」/イーディ・ファルコも若いわ@H:lots |
日曜日に天神で見つからなかった「暗殺の瞬間」、自宅最寄のレンタル屋にありました。わーいわーい。早速見る。86年に起こったスウェーデンの首相暗殺事件を基にした話で、いち早く陰謀の存在を察知しながら上層部からの圧力により結局事件を未然に防げなかった刑事ローゲル(パーシュブラント)の回想が物語の主です。
"現在"のローゲルは、もうやさぐれきってます。捜査から外された挫折感だけでなく、「知りすぎている男」として身内だったはずの当局にマークされているという(ほとんど確信に近いけど)疑念の中で生きているんだから仕方ないか。かと思えば、回想シーンの前半で、まだまだ家庭が仕事に蝕まれていなかった頃の、徐にレコードをかけて奥さんとダンスをし出すシーンなどは、ただ事ではない色気でした。ボッセじゃなくても「キスしないで踊っててくれ、頼むから」って感じ。元相棒でプライベートでも親友のボッセ、顔はクセ者風だけど、ローゲルの娘の誕生パーティでは、子供に囲まれ馴染みすぎ。
役柄としては、グンバルドより直情直行型かな。人間ぽいです(笑)。衣装も、グンバルド役では有り得ないだろってのが多いんで楽しめました。ああ、それにしてもあんまりな終末よ……。
そんでもって火曜の夜はホミサイド。うわーん、ソーマンー!(泣)妻役はイーディ・ファルコ(ダイアン@OZ)ですが、旦那だけでなく彼女もやっぱりOZより若い感じですよね。4年くらい前になるのか。「クリスの命を救ってくれたら代わりに俺たち二人が地獄へ行きます」と祈ってくれと頼むクロセッティに、「地獄は一人で行け」と冷たいルイスですけんども、次のシーンではお祈りする小道具に"ナントカ"(すんません、失念)とロザリオどちらにするべきか相談してくるところが好き。屈折した優しさというか。
大体殺人課のやつら捻くれ度合いが半端じゃないからな。
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