留学先での独り言

2002年08月23日(金) アメリカは平等か?

最近気分がすぐれないせいか、どうも考えることが暗い。
でも今日もそんなことしか浮かばないので、時間がある
方はお付き合いいただきたい。

アメリカに来る前はアメリカは日本より自由で平等な
国だと思っていた。ミシシッピだからかも知れないが
それは大きな間違いで、保守的なところは日本とまるで
かわりがない。

奨学金がとれなかった理由、アシスタントシップがとれ
なかった理由を、選考した人に(丁寧に)聞いたが
まるでどこかの首相の答弁のようで全く的を得ず、納得
がいく回答を得られなかった。アシスタントシップに
至っては実際必要とする教授(しかもそのプログラムを
しきっている人)がぼくを推薦してくれ、しかも選考委員
にも現在の財政事情を2度も説明しに行ったが、もらえな
かった。その推薦してくれた教授は「何で君がもらえ
なかったかその基準がわからない。もっとも代わりに
誰が採用されたかすら伝わってない状態なんだけどね」
と言っていた。教授にも下りてこない理由があるらしい。

卒業後の進路に関するアドバイスも違う。おれには特別な
話もせず、財政的に苦しい話をすると「働くしかない」という。
ところが一部の話によると、人によっては普段耳にしにくい
奨学金の話をしたり、GAのポジションとしていい学校を薦め
たりしているらしい。絶対にこれはおかしい。

USMだけなのか、ミシシッピだけなのか、はたまたアメリカ
がこうなのか、断定は出来ないがアメリカ人以外の人種が
アメリカ人の利益を削ろうとする場合、その抵抗は例えば
日本と同様に抵抗はものすごく激しい。どうでもいい所、
もしくは余裕がある部分では体裁を整える意味でも取り繕う
が、competitiveな所でしかも枠が狭いところでは、絶対
にアメリカ人の利益を守る。「同郷の人間がかわいい」
とはっきり言えば「そうだよな」って思えるのにかたくな
に「そんなことはない、みんな平等で差別もなければ偏見も
ない」なんて偽善者じみたこというからかえってむかつく。

最後に、これは今回の内容とは違うことだが確信したことを。
USMのATプログラムはもうかつての優秀なプログラムでも
なんでもない。人に聞かれても絶対に薦めない。何故か?
ここのプログラムディレクターは生徒に教える能力、
プログラムを正しい方向に持っていくマネジメント能力、
そして人間的な魅力が足りない。何年か前にこのプログラム
に迎え入れたらしいが、明らかに人選ミスだ。彼には経験
も能力も足りない。

前任者の存在があまりにも大きすぎる。


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