| 2002年10月13日(日) |
アメリカ人にみる親子の愛 |
今日は昨日に引き続きヒューストンにて2試合した。相手が 弱かったこともあり、両方とも勝った。特に審判のレベルが 低かったようで、ピッチャーの子は「あの審判、目が見えない わよ」とベンチに帰るなりぼくに話しかけた。確かにこっち から見ても「あれ?」って思うことはあった。しかしそれ以上 に、特にピッチャーをやる女の子は気が強い。個人的には 嫌いじゃないけど。
さて本題。テキサスはうちのヘッドコーチの地元ということ もあり、ミシシッピの大学なのにうちのソフトボールの選手 は半分近くがテキサス出身だ。なので今回の遠征は彼らに とって半ば里帰りで、新人にとってはソフトボールでの成長 ぶりを披露するとともに、2ヶ月ぶりに家族と再会する場所で ある。事実、2日とも夕食は選手の家で、他のチームメート の家族と一緒に再会を祝うようなパーティだった。
さて問題は帰るときである。2試合後、最後の晩餐ならぬ 昼食をレストランでとった。相変わらず家族同伴だ。こういう 時家族が来ていない少数の選手、スタッフはただただ食べるのみ でさめている。早くミシシッピに帰りたいがために、食事後 さっさとバスにのる。ぼくも例外でない。しかし、何分たって も家族と一緒の人間が来ない。みんな食べ終わったのを確認 してバスに乗り込んだのに。
待つこと30分。まだ来ない。待つ。約1時間ぐらいしてやっと 出てきた。目はみんな真っ赤である。そう別れ惜しくてわー わー、ぴーぴーやっていたようだ。バスの中でもまだ泣いて いる子もいる。今度会えるのはサンクスギビングだとか、 クリスマスとか行ってるけど、それってたかだか1ヶ月か2ヶ月 先のことじゃんねぇ。そんなものすぐだ。しかも車で7,8時間 なら気合入れれば週末帰れるじゃん。何がそんなに悲しいの だろう。彼らは最低で18、上は22にもなる人間である。
また親も親でばかだ。食事中、ほとんど娘を抱きかかえては ほっぺたや額にちゅーしてた。少しはいいけど、あまりにも やってると疑問符をつけたくなる。彼らはいつまで(何歳 まで)こうやっているのだろうか?
確かに家族は大事であるが、ここまでいくとアメリカ文化に 慣れた、と思っても気色悪い。日本だったら親離れしてない 子供、もしくは子離れ出来ない親というレッテルを貼られる だろう。
この辺りの家族愛は理解しようにも、受け入れられない。 気色悪い。おぇ。
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