留学先での独り言

2002年10月18日(金) 高校フットボールの現場で起きたこと

今週からまたPetal High Schoolを担当している。この季節は
もちろんフットボールがメインだ。で、今日は金曜日、高校
フットボールの日である。

しかしあえて試合のことは書かない。0-27で負け。相手は
Brandonという高校だったが、ラインがでかくてびっくりした。

トレーナーとしては、一人脳震盪を起こした子がいてその
評価をした。左の首から肩にかけて痛みとしびれを感じ、横を
向いたり、首をかしげたりすると非常に頭が重く感じるという。
trapを触ると確かに左側が腫れている。うでにしびれはなく、
痛いほうと逆のほうに首をもたげても痛みがないため、どう
やらバーナーではない。またどうやって当たったかはっきり
覚えていなかったものの、その他の記憶、テスト、そして
cranial nerveに異常は見られなかった。ただ心配だったのは
少し反応が遅く、何より眠くて仕方がないという発言。ぼく
はmild concussionと評価したが、授業にて後になって
頭痛がしたり、吐き気を催して悪化することも多いと習ったので、
ヘッドトレーナーに連絡、その場で医者に診てもらった。

医者によれば大丈夫だろうが、念のため病院に行ってきちんと
診察を受けた方がいいという。なので彼の両親を探し、自分
の保険が利く病院に試合の途中ながら行ってもらった。

たまたま前日に下級生向けクラスの怪我の評価の口頭試験
(首から肩にかけて)でモデルをやったので、手順について
大きな間違いはなかったと思うが、果たしてあれで本当に
よかったんだろうか?という疑問は絶えない。脈や血圧も
測っておくべきだったのでは?と後から気が付いた。

まだまだ未熟なことを痛感した日だった。


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