留学先での独り言

2002年10月19日(土) vs Cincinnati

今日はホームカミングデーで、学校はたくさんの人で賑わって
いました。その様子は自分のHPにて紹介してますのでお時間が
ある方はそちらをご覧下さい。

さてフットボールの試合。一言感想。「勝ててよかった」

今年のシンシナチは結果こそよくないものの内容は悪くない。
現にTop10に入るオハイオ州立戦では、4Qぎりぎりまで勝って
いた。きっとこの試合の統計を観ても向こうのがはるかに
いい数字を残しているだろう。

いつも辛口でチームをけなしてばかりいるので、今日は
よかったことだけを書く。(本音は全部書いている時間がない)

オフェンスはミスが多かったものの取れるときに点を取っていた。
相手がいいフィールドポジションから再三攻め込んでフィールド
ゴールに終わっていたのとは対照的だった。1年生QB#9は初先発で
決して出来はよくなかったが、結果が出たのでよしとしよう。
ただ明らかにフリーのレシーバーに何度もパスをヒット出来な
かったのでもっと正確性を増して欲しい。

オフェンスといえば一つ疑問。何故今年はTE#10にボールを集め
ないのだろうか?ぼくの目では今年のレシーバー陣の中で一番実績
があり、体格が大きい割にGood Handを持っててQBとしては投げや
すいはずなのにである。昨年では苦しい時には必ず彼にボールを
投げ、今日だってしっかりフリーになっている場面を何度も
観た。今年は彼を使い切れてないとみるか、それとも後半戦の
秘密兵器なのか?

ディフェンスは正直やられていた。ただかばうとするとシンシナチは
うちのディフェンスをよく研究していた。ランにおいてうちのダウン
ラインが3人の時はゾーンブロックを利用してオフガード、オフタックル
をつき、4人に増やすとフェイクをいれてブーツレッグからのTEもしくは
SBへのパスが面白いように決まっていた。(これだとフェイクにひっか
かったOLBとTE or SBのかけっこになる)パスではうちの作戦、特に
ブリッツがことごとくはずれていた。特にうちがDBブリッツを入れる
体系、そしてその方向をわかっているようだった。

では何故勝てたかというと、出されていたけど通称「きも」の場面で
止めていたから。ゴール前ではいくつもの場面でFGを蹴らしていた。
また#28EPがインターセプトTDを決めたプレ−はやられまくっていた
のを修正した結果。このときは右トリップスに対しCB、Rover、FSを
配し、一番内側のFSにflat、CBは右deep1/3、Rに中deep1/3を守らせる
ようゾーンをローテーションさせ、最も内側のWRの10yds outを
見事FSのEPがぎったのだった。指示を出したコーチはしてやったり
だっただろう。

それと試合を決めたSafetyの時のサイン。最初の2つのダウンでは
ゾーンブリッツとみせかけおいて普通の4メンラッシュで緩めの
ゾーン守備を引いていたが、勝負どころの3rd DownでLB3枚加えた
7メンラッシュをかけタイトなマンツーマン守備を引き、見事
QBをエンドゾーン内でサックした。これはディフェンス
コーディネータの作戦勝ち。今日ほとんどサインをはずされ
まくって苦虫をつぶしてただろうだけに、最後はようやくほっと
出来たことだろう。

結局長くなった。でもうちとしては本当に勝ててよかった試合だった。
次のTCUも今日ルイビルに勝ち、決して弱い相手ではないが勝って
欲しいと思う。


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