作家北杜夫さんが亡くなったと聞いてびっくりしたと同時 にがっかりした。最近の彼の作品をまったくと言って読ん でいないが(というか日本文学、はたまた日本語をほと んど読んでいない)、なぜか小学生の時にものすごく 読んだことを覚えている。
何がきっかけだったかは定かではない。ただ気づくと 数冊は読んだ。本屋さんで単行本を何度も買って いくうちに顔を覚えられ、本屋でしおりというかどこに どの作家の作品があるかを仕切るために使う、顔写真 入りで彼の作品が紹介された下敷きなようなものをもら ってきた記憶がある。普通に見ればただのしがない おっさんの写真つき下敷きなんだが、非売品だろうか ら勝手に貴重なものと思っていた。
中身をまったくといって覚えていないので、軽い読み物 だったのかも知れない。ただ本人が精神病を患ってい て躁鬱があることだけは良く覚えている。歌人、斎藤 茂吉の子供、兄は茂太、元医者なのに躁うつ病を 患っている、という背景がもしかしたらその辺のがきん ちょの興味をひきつけたのかも。(ちなみに茂太の エッセイを読んだことがあるのも覚えている。)
ともあれいい機会なので、また彼の作品を読んでみよう かなと思った。どこかオンライン上で、お金払ってもいい から読めないかな。nookも日本文学扱わないかなぁ。
北杜夫さんのご冥福をお祈り致します。
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