「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2004年06月30日(水) 『 丙午 』という迷信の悲劇  色鉛筆

 休日。何故か「生まれて初めての休日」のような気がしていました。
何故でしょう。わからない。

けれど私たちの細胞の一つ一つが「生きたい」と言っているのを全身で感じる私でした。

 私は昨日、自分の存在に付いて考えていました。白い紙に「存在」と言う文字を書き、それから自分が小さな細胞として生きていた頃を思い描いていました。そこで浮かんだのは私の生まれた年『丙午』のことでした。丙午の年に生まれた私は明らかに歓迎されてはいませんでした。

いろいろと調べているうちに、私と同じように丙午に生まれて苦しんでいる人はとても多いことに気が付きました。

私よりも上の年代を生きる人たちは、くだらない迷信を鵜呑みにし多くの命を粗末に扱い苦しめてきた事を認める必要があるのです。そして、今の社会の中で『問題』と言われている大小の出来事の原因は自分たちなのだと認める必要があるのです。さらにこれからの社会を変えていくと決断する必要があるのです。

そして過去に苦しめられてきた私たちは、自分たちを苦しめてきた親も社会も国さえも、徹底的に否定する必要があるのです。

何故なら私たちは実際に、産まれる前から徹底的に否定されてきたのだから。

私は『丙午』の迷信がもたらした悲劇を忘れません。こよみにあがっているさまざまな行事の全てが、本当は何の根拠もないことも。

私は1966年生まれ。次の丙午は22年後にやってくる。毎日見かける登校途中の子ども達が大人になる頃にやってくる。

同じ悲劇を繰り返してはならないのです。違う色の社会にする必要があるのです。

私は二度と同じ苦しみを味わいたくはありません。だから、未来に同じ苦しみは渡せない。

今の私はより多くの人に、この悲劇の為に心を引き裂かれ、そして今でも苦しみ続ける私たちが居る事を知っていて欲しいと思います。




 近くのアートショップに色鉛筆を買いに行きました。
きれいな色の鉛筆や絵の具がたくさん並んでいて見ているだけで楽しめました。
3日前に撮影しプリントアウトした「 ねむの木 」の画像を、きれいにデッサンしています。
やりたいことがたくさんあるので、すぐには出来上がりませんが、毎日少しずつ、丁寧に丁寧に描いてみたいのです。これがなかなか楽しいのです。絵心なんてありませんが、心を無にしてただ花の色を眺めていると、不思議にきれいな色が出るのですね。こんな時の私は、まるで「絵描きさん」の心境で。22:30


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