「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2013年12月29日(日) 違いと理由

 今月初めから新聞の一面に大きく報じられているのは、今月初めに扁桃腺摘出術のオペ中に様態が悪化し脳死状態になった13歳の女の子についてです。新聞記事全部を読み解くことが出来ないままの解釈ですが、しきりに取り上げられているのは、女の子は自宅に戻るのか長期療養施設へ向かうのかということについてです。ここで初めて知ったのは、アメリカでは<脳死は人の死>として捉えられているために、脳死した患者さんがその後の長期療養を受けいれられた例はこれまでないそうなのです。新聞では、アメリカの死生観が変わるきっかけになるかもしれない、などと書かれていました。脳死を人の死として治療を終わりにするアメリカの死生観と、脳細胞は死亡しても心臓が動いているのだから命は存在している、という日本の死生観には違いがありますね。それぞれの、そうする理由は何なのでしょう。
 もう一つの疑問は、新聞では少女は病院でどのような過程で治療を受け、その間に何が起きたのかについて詳しく書かれていないことです。彼にこれが日本で起こったことならば、オペを施行した病院は第一に非難されることでしょう。しかしこちらでは、今のところ私の読んでいる新聞ではその病院について詳しく述べられていないのです。それぞれの国が、そうする理由は何なのでしょう。


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