「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2015年05月16日(土) パブリックでスピーチするという発想

 先週末、近くのコミュニティで開かれたTEDx へスピーチを聞きに行くチャンスがありました。TEDというのは、カナダのバンクーバー(過去には米カリフォルニア州ロングビーチ、モントレー)で年一回、大規模な世界的講演会を主催している非営利団体のことです。TEDx はTED よりも小規模のため会場は高校で、七つのスピーチを、イマジネーションというテーマのもとに聞きました。出演者達はアメリカ人なのでアメリカの良い未来の為の発想だけれど、その先には ”世界” が映されており、詳しく書けないので申し訳ないのだけれど、それぞれのクリエィテブな発想は聞いていて楽しく、今よりも良い未来を思わせました。そして、テーマがイマジネーションということから私も視聴しながらイメージを浮かべました。実は、四年前に英語を勉強し始めてTEDのことを知ったとき、アメリカ文化そのものの素敵なアイデアだ<私もいつか彼らのようにTED でスピーチにしてみたいな、と思ったのです。
 当時私は片言の英語を話せるのみだったのですし、今だって少し成長していますが、まだそれほど多くを語れるようになってはいないのにも関わらず、何という大胆なことを思い、そして今でも思っているのでしょうか。けれど私は当時、真剣に、これはある程度何でも自由に発言のあるアメリカだからこそ出来るのだろうなーと真剣に関心したのです。発言の自由について日本と比べてみると、幾らかの人々は、私もそうですが語るより聞く側になりやすいと思います。ある人は、学校で、職場で、公共のスペースで自分の意見を述べるのを躊躇しがちだと思います。そんな結論付けをした私は真剣に、いつかこのステージで彼らのようにスピーチ出来たらいいなと、やはり本気で思ったのです。人前で話す事の苦手な私がこんなふうに話せるようになったらどうなるの?というような、したことのない事をしてみたいというような好奇心もあったと思います。ということで、その日からTEDはいつも私のコンピュータの中にあったのに、この日の私はその会場に居るではないですか。これを夢の進歩と言わずに何と呼びましょう。そんなわけで、この日の私の頭の中には、もしもそんな日が本当にやってきたら、あれとこれをまとめてこんなふうに語ろう、という発想が出来上がりました。

 この事を何度か人に話したことがあるのです。時々本気と受け取ってもらえたり時々相手にしていただけません。そんな時、人々は静かに微笑んでくれるのです。想像の範囲ですが、何と反応してよいのいかわからないというような、そんな冗談なんか言っててというような感じでしょうか。つまり、先は長いのです。年齢制限はないとしても夢で終わる可能性もあるのです。

 しかし、いつも変わらずあるのは、人々と語り合ってみたいことやシェアしてみたいことが私の中にたくさんあるということ。この気持ちがいつも心にあるように、プラスに生きようと思いました。それでも実現しなかったら?私の英語レベルから考えると可能性大です。しかし、思っていることが実現しなくても、その過程が楽しかったなら、それでいいと思います。


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