「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2015年05月02日(土) 良書

 今日はお散歩をしながら、過去に読んだ本について思い出していました。いくつかの本は、本当に私の心の成長に役立ちました。特に、世間の情報や価値観に惑わされず自分の心を見つめることを推奨している本は、当時読みながら自分のメモに残して折に触れてそこを開き心の中で呟いていたりもしたので、今でもその一節を思い出すことができます。ある一冊の本は当時20歳くらいと思われる若い女の子が書いた、父親との心の距離を縮めトラウマを癒そうとした経験談でしたが、その本は私に<どうしてもどうしても、過去の、子どもの頃に出来なかったことのやり直しをしたい!>と思わせました。別の一冊は、精神科医の視点で心と体のつながりを綴っていたので、自分の体の状態と照らし合わせてそのつながりを実感することができました。別のある本には、子どもの頃の心の傷を癒やす方法が書かれてあり、こちらも徹底的に利用し、当時から10年以上経った今でも持ち歩いて活用しています。
 現在はアメリカで英語の勉強をしているために日本語の本をゆっくり読む機会が少ないですし、英語の文章もまだままならない状態なのでどうしても情報に疎くなりがちです。しかし、それでもいつも、本を読みたいなぁと思っています。<読める分だけ書ける>というのは本当だというのは実感済みですし、だからこそ、尚更もっと本を読みたいと思うのです。
 良い本を探せるのも一つの能力だと思います。しかし、こちらはあまり育っていないのかな。。。英語版にしても日本語版にしても、魅力的と思える本にはなかなか出会いません。きっと興味の範囲の問題だと思います。というのは、小説よりもドキュメンタリーが好きで、一般の人がよく知っているような有名な作家さんの書く本を読みたいと思ったことがあまりないのです。
 ドキュメンタリーを書く人の人生はどちらかというと、大きく成功された方か、厳しい状況を切り抜けた方かのどちらかになりがちだと思います。彼らはその経験を通して人々に伝えたいことがあるから本を書かれたような気がします。実は、過去に自費出版した私の本もその部類に入っていました。私がずっと以前に、ある女の子の本を読んだことで自分の欲求に気付いたように、私の本もどこかで役に立っていたりするといいなあと思います。そして、出版からもう何年も経った今では、2冊目の、未来に書くであろう本に対する気持ちのほうが大きいです。
 
 いずれにしても、もっと良書が読みたい。よし、<やっぱりこれからも良い本を選べる能力を持っていられる私でいよう>と、森をサクサク歩きながら改めて思いました。


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