言葉

どれだけの言葉を呑込んで居るんだろうー--

本当の事は、 話す相手には話す

けれど それは,もしかしたら 本当に言いたい事の本の一部分で

その大半は 言わないでいるきがする。



相手に話しを合わせたり 人に探られたくなくて

わざと違う事を言っている事に 時折気づくが

結局 本当の心に 帰っていく

言い出せないまま 飲んだ言葉が

何時まででも 漂う。

自分が一番本当は 如何したいのか

如何居たいのか 解っている

否定しながら答えを探してるような つもりでも

本当の本当は 解っている

そして 心の中で認めている・・・


それを吐くことなく 終わるのか

何時か 何処かで 吐くのか解らない

きっと 誰もが抱えてる部分じゃないかと

ふと・・・・思う。

出す事が出来たら どんなに楽だろう

でも,きっと 言わないだろう・・・・

パンドラの箱・・・




綺麗な昼下がり

遠くに 頭が白くなった アルプスが見えた

雪を抱きつつ 綺麗な姿に 鋭く突き刺さる黄金色の空気

少しだけ 吐き出さない言葉を 浄化したような気になった


心のままに生きるのは 時には苦しく 切ない・・

気づいていても知らない振りをしながら

そんな自分の心を抱きしめてみる


2002年10月30日(水)

EGOISTE-やはりエゴーー / EGOISTE