何時もの土曜日 |
pipipi−−−−
携帯の音で目を覚ます
セットしてあったっけ
手だけ伸ばして 音を止めて
又,ベッドに潜り込む
音がしない
誰も居ないのか
今日は土曜日か
静かな空気に 暫く 身を委ねる
パソの スイッチを入れて
階下へ コーヒ−を 取りに行く
慌てて出かけた様子の階下は
脱ぎ散らかされた パジャマが 落ちている
開けてなかった カーテンを 開ける
少し かたずけながら
不思議な気持ちになる
ここは 何処なの?
誰も居ない 当然のような その感触に
階段を昇り始めて
ぱその 前に座る
なんて 理解不能な空間
床に 落としたグラスの様に
ばらばらに 砕けている空間
何時もの 土曜日
watasiには なんら 変わらない空間
この静粛が
ざわめきに変わる時間は 夜なのか
次の日の夜なのか
もう・・・
不感症になっている 心に
何故か 脳だけが涙を流す
携帯に手を伸ばす
友達へ電話をかけてみた・・
無感情な 土曜日 何時もの土曜日
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2002年12月21日(土)
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