2008年01月04日(金)
お役所が開くので早起きをして免許の更新に行ってきた。
大体一時間くらいの距離、B'zのベストアルバムを流しながら行ってきた。 数年ぶりに自分に買ったCDがB'z。 今の自分でも信じられないのだから数年前の僕には想像もつかない選択だ。
二度目のラブファントムの途中で試験場について中に入った。
免許を取ったときもごった返していたがもっと多かった。 みな考えることは同じか。 何があるわけでもないのでいわれたとおりの列に並んで列に並んで列に並んだ。 いくつの列に並んだのかも覚えてないし思い出したくもないけども人、人、人だった。
もくもくとならんで、もくもくもくだった。 書類を集めてはんこをもらってぎりぎり午前中の回に間に合った。
なんだか無駄なエネルギを使わされたなと思いながら二時間の講習中、ずっとノルウェーの森を読んでいた。 はるきすと(平仮名だとかわいいな)ではないけれどもここ一年は村上春樹の年なのだ。
講義中はいい。読書には最適の時間だ。 中高のときはよく授業中に本を読んだ。 漫画やライトノベル、小説が多かったけどもずーっと読んでた。 大学の講義ももっと無能だったら読めるのに…。
久々の読書タイムだ。部屋では読む時間なんだけどもここは読書タイムだった。
要点が伝わらないようにする訓練を受けた講習所のおじさんが大学の教授よりも下手な講習を2時間。 その間もくもくと本を読み、吸収していた。
村上春樹は悪くない。というか良いと思う。 読みにくいから読もうと思うことが少ないけども ある程度の峠を越えるとぐわーと行く。
結局ノルウェーの森はこの2時間じゃ読み終わらないで家に帰って読んだんだけども良かった。 なんとなく、ネガティブハッピーチェンソーエッジ(滝本竜彦)を思い出したり、鏡家サーガ(佐藤友哉)を思い出させた。
内容的には前者を、雰囲気としては後者を漂わせ、それでいてこれらよりも明るい(ノルウェーを明るいといっていいのかどうかわからないが)作品だった。
ビデオ二本を含む講習中、今迄で一番の集中力でどくどくどくして、免許を受け取って帰った。
帰り道も同じCDだったけどはじめはラブファントムを何度か、そのあと裸足の女神をかけた。
ラブファントムはなんとなく二通りの解釈が思いついた。 ひとつはストーカー的方向、もうひとつは根暗な妄想方向だ。 どちらもださい男が主人公なのは代わらないんだけども
ファントムは誰か?
が違うのだと思う。
この歌の主人公男がファントム(怪人)だった場合。 愛する人に求めすぎて相手をつぶしてしまったっていう歌。
主人公が愛する相手女がファントムだった場合。 途中に入る「そして私はつぶされる」までが現実の恋人で高い理想のもとにつくられた「万能の君の幻」というファントムが現実の恋人とのギャップの中で主人公を襲う。
・・・ひねくれた解釈かなぁ。 作詞者はどういってるんだろう・・・。 微妙に気になる。 そんなことを思いながら運転してた。
そのあと、どうせ答えは出ない、と裸足の女神をぐるぐる。 サビが良いな。 そこだけ覚えた。 他はまだまだ。
そんなことしてたら家に着いた。
今日は五日なんだけども、なんとなく相方のサイトを見てたら急に裸足の女神が流れ出して(原因はYoutubeだった)書きたくなった。 うん。
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