カウントシープ
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いよいよ明日は検査結果を聞きに行く日。本当は傍についていてあげたいけれど生憎ボクは仕事だし、休んでいったとしても立場は[友人]だ。病院の説明を一緒に聞くことが出来るのは普通は家族および婚約している者だけだ。
大きさはその種類の癌の中では中位、転移はあるかないかの境目。転移がないことを祈るしかないが、気持ちは落ち着かない。相方は病院から配られた説明書をベッドに持ち込み読んでいて、読み疲れると黙って引っ付きあった。
何もする気になれないまま夜がきて、眠れないまま夜が更けていった。
4つも5つもある検査を受けるため、たった独り病院に通った相方のことを思うと心細かったろうにと悲しくなるけれど、明日はいい報告が聞けるようにお祈りするしかできない。
ロビン
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