カウントシープ
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2005年02月15日(火) パラドックス

学生の頃は毎日地下鉄を降りて直ぐの本屋に寄るのが日課だったけれど、今は週に1,2回本屋を覗く程度で、これは学生の頃からは考えられないくらいだ。
1つは今はネットがあるからで、家の中で日々何かしら情報が得られるということは便利ではある。ゴミとなって積み上げられていく束を見るのが嫌で、新聞も摂らないし、テレビのニュースも、スイッチを入れようと思うともう11時を回っていたりしてタイミングが合わないし、毎日世の中で何が起きているのかは殆どネットから得た情報のみで生活している。

もしネットが嘘ばかり流していたとしてもボクは気がつかないし、案外現実の情報なんて嘘が沢山でやっぱり気がつかないことばっかりなんだろうな、とも思ってみたりして、普段信じているものなど、実は何の根拠もないんだって知っているはずなのに忘れて過ごしている。

結局真実なんて多面的でどうにでもなっちゃうし、自分の中に確かなものを作り上げていくことのほうが今のボクにはしっくりくるけれど、自分が揺らぐと崩れ去るような危険もめいいっぱい持ち合わせているのだ。


ロビン