カウントシープ
index|past|will
昨日まで相方の一族が泊まりに来ていた。一族はみんな沖縄の人なので、みんな沖縄から飛行機でやってきたのだが、その数総勢6人。我が家の人口は8人になり、そこに人並みに大きな犬が3頭、猫が一匹の大所帯と化した。
そのうちの2人は就学前の子供だった。日曜日の朝、テレビが見たそうだったので、「ふたりはプリキュア」という女児には超人気番組をつけようと思ったが、まだ時間は早く、変わりに仮面ライダーがやっていた。
それが仮面ライダーだと推測されたのは、この時間帯には代々仮面ライダーが放送されていることを知っていたからだ。ボクはもともと仮面ライダーを見たことがなかったけれど、あの強烈なヒーローの姿は記憶していた。バッタの顔をした、世にも珍しい昆虫ベースのヒーローは、子供の頃は気持ち悪くて見なかった。
さて、現行の仮面ライダーは響鬼という。ボクは仕事上子供を相手にする機会が多いので、今の仮面ライダーが「太鼓」を武器にしていることは前もって知っていた。また、子供達にとって仮面ライダー響鬼が、「かっこいい」存在であることも知っていた。マジレンジャーは面白くて、響鬼はかっこいいんだよ!と4歳の男の子が力説していたのを思い出した。
この日の放送では、響鬼はなかなか現れなかった(のだと思う)。なかなか現れず、みんな響鬼(さんずけだった)を待ち望んでいた。響鬼は皆から一目置かれる兄貴分といった感じで、体育会系の先輩と、それに憧れる後輩達を思い出した。
仮面ライダーにカウントしてもよさそうな人物は3名出てきた。彼らは「音波」を使って敵を攻撃するようで、みんな武器は楽器だった。間違っても楽器を投げたり変形させて振りかざしたりはしないで、あくまでみんな演奏することで敵を倒す、という攻撃方法だった。
響鬼は太鼓を打ち鳴らし、 もうひとりはトランペットみたいな楽器を吹き鳴らし、 もうひとりはギターもしくはベースをかき鳴らした。 それは、斬新すぎて、カッコいいのかどうかよく解らない攻撃方法だった。
ひとつ気になったのは、あの仮面ライダーの象徴、仮面ライダーを仮面ライダーとして認識させるはずの昆虫顔ではなくなっていた。もっとのっぺりとしていて、めらめらと燃える焔をモチーフにしたような顔だった。 ボクは、仮面ライダーは孤独なヒーローだと何の根拠もなく思い込んでいたが、彼らは楽しそうで、さわやかだった。
とにかく全部が、ボクの勝手に描いた仮面ライダーとは違っていた。
ロビン
|