カウントシープ
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2005年08月06日(土) オフコース

ボクは子供の頃、テレビをあまり見せてもらえなかったから、同世代の子供と同じ話題を知らないことも多いし、今でも思い出が多少違ったりする。聞いていた音楽も一緒で、ボクはテレビという手段を通さないで音楽に出会っていた。
中学生の当時、友達の家に行くと、友達の「おじさん」という人が聞いているCDが部屋にあって、「おじさんには内緒」と言いながら、一緒にステレオで聞いた。その中で一番気に入ったのは「オフコース」だった。

その頃のボクは、声が音として美しい人が好きだったのだ。リズムや歌詞や破天荒なロッカーよりも、ボクは綺麗な音を求めて小田和正氏の声を聞いた。音楽を聴くことに対して母親はいい顔をしなかったから、音楽は夜家族が寝静まってからイヤホンで聞いた。中学2年生くらいだったけれど、夜中の2時まで起きて、ひっそりと音楽を聴いていて、それがボクにはとても大切な時間だった。

今思えば、その歌の歌詞も理解していないくらい子供だったけれど、大人になった今でも小田和正の当時の曲を聞いていると、鼻の奥がつんとしてきて、あのボクに与えられた子供部屋にいるような錯覚を呼び起こす。


ロビン