カウントシープ
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久しぶりに実家に帰って、数ヶ月前の誕生日プレゼントを渡して、ちょっとだけヴァイオリンを披露してきた。曲はゴセックのガボット、鈴木メソード第一巻の最後の曲だ。 両親は、ヴァイオリンを感心して聴いてくれた。ボクはそれがとても嬉しかった。聞いてくれるようになったのだ、と思ったのだけれど、よく考えたら、聞いてくれるようになったのではなくて、聞いてくれないと決め付けていただけじゃないかしら、とも思った。
昔の母親はいつも怒っていて、子供のことに関心がないように思えた。けれど、本当は怒っているときもあるけれど、怒っていないときもあって、聞いてくれないときもあったけれど、聞いてくれるときもあったのかもしれない。ただ、ボクがそう思い込んでいただけかもしれない。
もし時間をさかのぼれるのなら、たくさん確かめてみたいことがあるように思うけれど、今からだって知りえることがたくさんあるのだから、これからのかかわりを続けていきたい。
ロビン
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