道標≪過去を見つめてあさっての方向へ≫


2005年08月27日(土) ヘヴィな夜に

今日から発売の、クレイジーケンバンド
11月宮城公演のチケットを購入!やったー!
ローソンであっさり取れて安心する。そんなにファンじゃないけど
好きなので機会があれば聞きたかったのよ。
一人で行くのです。
東京事変ライブでの自分の興奮ぶりを考えると、あまり友達に
見られたくない…。

もらったチケットで、山形美術館で開催中の日展展示観賞。
日本画も洋画も迫力あって楽しめました。
急いで家に帰ってモネにエサあげて、その足で
仙台まで車を走らせること一時間弱。

事態はゆうべに遡る。

後輩のO嬢に『いかに自分がヒマであるか』を
熱っぽく語ったメールを送信したら、
「じゃあ金田(仮名)さん、明日の夜ヒマっスか?」と言う。

金「え?何?飲み会?酒は車で行くからちょっと…」
O「酒じゃないっス。ライブ行きません?メタルの」

メタル!なんと私に縁遠いジャンル
うちの兄が大のメタル好きで、私や姉にメタルの魅力を
熱く語ってくれたことがあるのだが、
どこがいいのかてんでわからなかった。ギターとドラムが
ぎぃんぎゅうんずだだだだんと鳴り響いて
ボーカル(というか叫び)が聞き取れない言語で絶叫、
ところどころ聞き取れる言葉と言えばFUCKとかDEATHだけ。
曲ごとの違いなんかわかるわけがない。

…そんなとこ、場違いじゃないのか私。

しかし、しかししかし。
抗いがたい好奇心がムクムクと湧き上がって
「行く」とにべもなく返事をしてしまう私がいた。

さて、待ち合わせまでしばらく時間があったので
10月に御呼ばれしている結婚式の衣装を買ったり
お世話になったバイト先に顔を出したりして
あっという間に開場の時間。仕事を終えたO嬢と合流し、
HOOK SENDAIに足を踏み入れる。

ライブハウスは初めてだ。てんで縁の無い場所。
毎日のように通っていた場所にこんな所があったとは知らなんだ。
客層は様々、見た感じ「駅ビル買い物の帰りです」みたいな
お姉ちゃんや、メタルのために生きてきましたという感じの
お兄ちゃん、子連れ(!)やカップルまで。
メタルメタルしてる人の方が少ないイメージでした。

一発目は、ボーカル無しの県外バンド。

音が鳴ると同時、ものすごい爆音で思わず絶句。

固定ファンがステージ前に陣取り、曲に合わせて頭をガクガクし始める。
これが世に言うヘッドバンキングというヤツなのか…!
あまりのそのすさまじさにまた絶句。
髪の長いおねえちゃんのそれは正に鏡獅子。歌舞伎。
さっきまで見た感じ超キュートvしてたおねえちゃんも
映画・ポルターガイストばりのガクブルっぷりで感動。

すごいな。こりゃすごいよ。
メタルバンドのボーカルって、みんなあんな感じで
重低音で歌うのだろうか。聞き取れなくて、
声が重低音楽器のひとつ、みたいな、そんなもんなもんなのか。

曲のことは正直、さっぱりわからなかった。いいとか悪いとか
全然わからなかった。でも、感覚だけで言うならアリだ。
アリだと思った。ずんどこ体に爆音が響くのは悪くない感覚だ。
もう一度行くかと言われたら考えるけど。

異文化交流の夜でした。

家について12時。モネがうんこしないで待ってたので
小一時間散歩して爆睡。

濃ゆい夜だった。


金田こけもも |MAILHomePage