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日記を書く
■2002年04月23日(火)

退勤後、渋谷タワレコにてGargoyleのニューアルバムを入手。
タイトルは「倭」。
1年4ヶ月ぶりの彼らの結晶を手にとりウハウハ気分で帰路につく。

電車の中で、予約特典である特製リストバンドを見てみる。
おお、かっこいい。黒地に白文字で「倭」って書いてある。
やっぱりセンスいいなあこの人たち。惚れるっちうねん。

そしてもう一つの予約特典である生写真を眺めながら
ボンヤリとした違和感を抱く。

「???何か違う気がする…(´`)
 明らかにヘンなんだけど、何だろう…?」

よくわからなくなったので考えるのをやめる。
こういうときは牙に聞けばいいじゃないか(´▽`)=3

つーわけでフツーにお泊りビナ。
むしろ「Gargoyle新作アルバムを愛でる会」発足。

で、牙君にさっそく生写真を見せてみる。

麗「これ、何かヘンじゃない?(´▽`;)」
牙「……ウソだろ……」
麗「なに?なに?(´▽`;)」
牙「……与太郎がいねぇ……」
麗「(´▽`;)!!」

慌ててアルバムを開封し、歌詞カードのメンバー欄を確かめる。


…いない(´▽`;)(´▽`;)

メンバー欄に名前がない!どの写真にもいない!

ガックリとうなだれる牙君。
なんかよくわからずボヤーンとするヒナ。

軽いショックから立ち直ったところで、とりあえずネット検索してみる。
某所にて、やはり与太郎は脱退していたことがわかった。
しかも2001年11月の時点で。
つまり我々が無知なだけだった模様(;´▽`)人(´▽`;)


これからは家庭を大事に、か。
そうか、与太郎ももうそんな年齢なんだよね。
わかっちゃいるんだけど、Gargoyleの魅力のひとつである
ツインギターのハーモニーはもうライブで聴けないんだな、と考えると
どうしても寂しくなる。


でも、誰よりつらいのは、長年連れ添ってきたギターを置いた彼だ。
「居場所」から巣立つとき、きっと大きな喪失感を味わったことだと思う。

自分が劇団をやめたとき、そうだったから。

もちろん彼は、私よりもっと現実的なものを背負っているし
私の想像の範疇を越えた出来事があったんだと思うけれど。


なんとなく、私が劇団をやめたことで
何人かの人が「寂しい」と思ってくれたのかな?とか考えてみた。
演劇歴自体が短かったからアレだけど、もしいてくれたとしたら
私もその人たちに喪失感を与えたことになるだろうし、
それは引退するエンターテイナーにとって理想的なことなのかもしれない。



支離滅裂だけど、とにかく最後はコレが言いたかった。


「若草の君、死にたもうことなかれ」


おつかれさま、与太郎。