総勢八十名以上の部員からなる開成高校吹奏楽部へリハーサルしにいったときのことです。
ソロとバンドの時間に出演するのは選抜された三十名。とても技術が安定していて反応が早かったです。 いろんな要求をさせていただきましたが柔軟性も確実性も高かった。すばらしい。
今回はサンバデラブズユーとアイリメンバークリフォードという対照的な二曲。
サンバ…の方では、楽譜の『ラテンパーカッション』オンリーな部分が短すぎる(私個人の意向)ので、まずサイズを四倍に!!
パーカッション集団になにか、エンターティナーとしての『腕』はあるのに『自信』がたりないような気がしましたので、それいがいの楽器の皆さんに、
『このリズムをきいた楽しさを、手拍子、かけごえ、踊るなどして伝えましょう』
といってみたら、たちあがって踊り出したり手拍子もそれぞれ好きなパターンで、中間テスト明けの部室がホットなライブハウス状態へと、大変な騒ぎに…(笑)
活気づけられたのか全体の雰囲気がいっそうはつらつとなりました。
ゴルソンの名曲、アイリメンバー…については、繊細で慎重でスウィートなメロディをあくまでも『粋に』!と頼んでみたらすぐに粋になった(笑)。
イメージでここまで変われるのは普段しっかり積み上げているからですね。 松本先生の真摯なご指導ぶりがうかがえます。
ダブルテンポの部分は特に、ドラムが目立つべきなのでかなり強烈に主張していただきました☆
とても好きな曲なのであれこれ飾りもつけたくなるのですが、サンバのキラキラ感とのコントラストもほしい。 ソロはシンプルさを重視して取り組んでみました。 簡単には結論づけないメロディには、誕生したストーリーがあるのでそれも参考程度に解説☆ みんなが共感してくれていることが伝わってきたとても幸せなリハーサルでした。
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