小樽にある能楽堂で伊藤哲哉さんの語り琵琶による『耳なし芳一』を堪能してきました。伊藤さんは『乱』『雨あがる』など俳優としてのキャリアも確立されている方です。
語り琵琶の世界にひきこまれました!!
招待席にてS響S口氏、作家H谷氏にご挨拶。
大正時代に民間人が当時の金額で二億円を投資して建立された小樽能楽堂。 隣接して公会堂があり、大正天皇のために用意された部屋もありました。 札幌では札幌市が大正天皇来札にあわせて洋風迎賓館として用意したのが豊平館。 現在工事中の市民会館のところにあったそうで、公会堂になるまえは料金のお高いホテルだったそうです。
話しは戻り 『ひのき舞台』そのままの檜の正方形の舞台、狩野派17代による松の鏡板など現存されていました。風格のある名所ですね(*^^*) 鰊漁がさかんな当時の小樽、北海道の文化的経済的首都としての誇りも感じ取れます。
薩摩琵琶は大変清廉とした美しいフォルムをもつ楽器でしたので承諾をへて撮影させていただきました。 力強さだけではなく流麗さを表現できる薩摩琵琶は、漠然とですが、『狂言の粋』よりも『能の雅』な感覚に近いような気がしました。
伊藤さんオリジナルの『魔よけTシャツ』を招待陣は全員購入したのでおそろいになりました(笑)☆
能といえば、『幽玄』。とかいってあまり幽玄の意味もよくわかってないんですが、題材として亡霊があらわれる内容の『耳なし芳一』は能楽堂というシチュエーションにあっていると思いました♪
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