古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2008年10月06日(月) 華麗なるフルートの響宴

フルートの酒井英明、阿部博光の両氏とピアノ阿部佳子氏のコンサートを聞きにマリンホールへ。盛況でした!
バッハの無伴奏パルティータ、なんかすごいなと無知なりにおどろいていましたが、旭川からいらしていたフルートのT尻さんの解説によると、『エベレストのようなもので、練習はするけど、なかなか実演は聞く機会がない』そうです。

そうか、エベレストだったのかあ〜!
すごいなあ。

クーラウのトリオにはじまり、ドップラーのリゴレットファンタジー、モーツァルトのソナタハ長調。

比べるのは浅はかだけど、自分が『は長調』のモーツァルト的な音階を吹くときの、むごたらしい、気の毒な感じの『ズレ』を思い出すと(笑)すごさがとてもよくわかりました。録音みたいに正確なのが、びっくりです。

最後のドップラーのハンガリーでは、お二人の緻密な一致がすばらしく。
楽譜を忠実に再現するのは、ただ一ページごとに再現するのではなく前後の音楽的なストーリーの状況判断を、それは慎重にアナリーゼしないとかなわないものだと思い、それが三人でいっちしているのです。まさに生きた教科書のようでした。

ピアノの阿部佳子氏の的確な整頓されたアンサンブル、冴え渡るリズム、常に正解なアプローチにしびれました。だらしがない人間なのであの清烈な『美しいリズム』、本気であこがれてしまいます。
無駄がなくかつゆとりがあり、時として粋で時として誠実に重厚。なんていえばいいかわかりませんが、あの冴えたリズム、私の憧れです。音が一切くずれないのも、気力体力ともにタフで、かっこいい〜、正しいけど『正しいんだから』みたいな威圧感もなくて気品があってほんとに素敵〜(浅い言い方ですみません笑)!同じことばっか書いてすみません。
リズムがすばらしければクラシックは退屈にはなりませんよ。
リズムはクラシックの命題です(感動のため文が整頓できてない)

すばらしかったです。リズムの悪い日記ですみません(笑)。頭もやもやしてんの晴れました。


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