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愛ってなんだろうね。

2011年10月21日(金)
愛ってなんだろうね。

年をとって私の視点も変わってきた。

若者の性欲込みのときめくような情熱的な愛より

両親の老いた二人の生活の中に感じるものが

素晴らしいなと思うようになってきた。

親はたいした人ではない。

喧嘩はしょっちゅうだし、私も居場所がなくて、恨んだこともあった。

若い時期はいろいろな人と交流があるから

まだ自分に自信が持てる。

それが老いというものはある残酷である意味優しいのだが

自分の体に衰えを感じ始めるころはまだいいが

それを受け入れ、諦める時期になると

目が見えない、ムリできない、あちこち体が故障する、そんな時期になり

気力も衰えてくる。

そして、社会の第一線から退き、交流も少なくなる。

残ったのは、伴侶だけであったと気づき

互いのことを無意識にかばいつつ、愛だの、性欲だの、そんなもの超越したところで、人間として相手しかいないという大切さに気づき

優しさを、思いやりを持って、毎日を過ごしている。

本人たちは無自覚だ。

なんとなくそうなってしまったと思っている。年だからと思っている。

だがずっとこの夫婦の在り方を見てきた私にはわかる。

愛とは育むものなのだなと。

何十年と月日をともにして、様々なことがあり、それを乗り越えてきたから、今があるのだと。

父はそれでも母と一緒といることを選択した。
母もまた父と一緒にいることを選択した。

逃げ道も作らず、自分だけおいしいことをしようと企みもせず

だから時に相手に牙をむくことになるが

それでも一緒にいる。

周りも老い、何度も、死という別れを経験し

そろそろ自分もと個々に思う。

ふと気が付いたらいつもそばにいたのは一人だけであったと気づき

自分の体もままならなくても

互いに労わり、支えあい、生きている。

そんな姿を見て、初めて、父と母を尊敬できるようになった。

両親の姿を見て、時に、ほほえましくなる。

本音はすごくうらやましい。その間にあふれる愛が輝いているから。

私がずっとほしくてたまらない愛はこれだなと。

実践しようとしてhiroに接してきたが

彼にはムリかもしれない。

別れたほうがいいとメールが来た。

私はウツがひどい。仕事が生活のすべてだ。それ以外は何もできない。

これが一番の理由。

2番目の理由は前から言われていたことの縛り。
セックスアピールのない姿ではいつか嫌われるだろうという不安が、ブラひとつ選ぶにしても何か言われるのではとなり、でかけることに億劫さがつのる。

3番目の理由。
元気だよって会ったとする。いづれ、セックスを求められるだろう。
私はくわえられない。イメージしても、今は、難しい。
今までずっと裏切り続けて、ふたまた、みまたかけられてきた。中には長い人もいた。私はその人とメールで話した。彼女もまた騙されていたことを知った。

これらが頭でごちゃごちゃになり、とにかく、仕事にウエイトを置きたいのでしばらく会わないとしたら

これじゃ付き合ってる意味がないから、別れようときた。

やはりセックスしないのが悪いのか。
思考回路はそこへ行く。

hiroは妻がいるだから

アドバンテージがあるということにhiro自体気づいていない。

いつでも帰れる家があるということだ。

彼女も私も性格は似ていた。

私はバカと言われてもいい。好きだったんですと言っていた。

私のことを奥さんと思ってたらしい。だから我慢していたと。

どれだけ逃げ道作るのかと冷めた目で過去を眺めていた。

挽回するとhiroは言った。

信じることにした。

何年も私が苦しい思いをしてきたんだね、やっと気づいたと。

が、たった数か月で付き合ってる意味がないんじゃないに変わった。

安っぽい愛だね。代わりはいくらでもあるってことか。

私じゃなきゃいけない理由はないってことだ。

愛ってなんだろうって。この人だけっていう思いのような気がする。

なんだかんだあっても。

でもhiroにとって私はそうではないようだ。

気付いてくれるかなと思ったけれど。

嫉妬が苦しいらしい。私は浮気はしない。

ツイッターでつぶやいたりするのを見ると、嫉妬に駆られるらしい。

たった数か月で彼はギブアップした。

自分の中でこれを飲み込み相手を思うことができないそうだ。

笑わせるね。身勝手だ。しかも私は浮気なぞしていないのに。

自分のほうが大切ですと言ってることに彼はいつ気づくのだろか。

人を傷つけることは何の良心の呵責もなく

されたことだけは大げさに騒いで相手を問い詰める。

愛ってなんですか?こんなことだけで放り投げてしまえる安易な愛しかhiroは知らないらしい。


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