xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2003年05月14日(水)

淡々と日々は過ぎていくこの穏やかな

 負の感情で日記を書いていたように思う。
 ちょっと「負の」とまで言い切るのは大袈裟なのだけれど、それでも日記を書き始めた頃や毎日のようにがしがし書いていた頃は、どうしようもなく感情が鬱積していてどこかに吐き出さずにはいられなかったように思う。吐露、という言葉が相応しいか。
 話せない話せない話したくない
 でもごめんなさいすみませんもう無理
 毎日をキリキリと過ごしていたように思う。恋や夢や研究や課題、背後に常に潜んでいた影にぐるぐるとぐるぐると。個人的な、ただただ個人的な想いを思考を単なる感情の渦を言葉にしてなんとか吐き出す。
 仕事が始まってからはそれすらも時間に追われてできなくなっていたけれども。

 今はなんて穏やかな日々。
 別に日常は淡々と過ぎ去っていくことには前も今も変わらない。そういうことではなくて、気持ちの問題か。踏み止まってなんとかやっているという感覚の消失。どうでもいいよという言葉を呪詛のように呟いてなんとかなだめることも無くなった。
 まだ、逃げている感覚だけは消えないけれど、それでもとても楽になっている。
 現実的に楽になっているだけでこんなに変わるものなのかと驚く。

 厭な夢もみることは少なくなった。目が覚めてもしばらく凍りつくことは本当になくなった。
 時々、遠いところにいる人が優しく笑っている夢をみてこっそり苦笑する。微笑ましい。でもそれも遠い遠い場所だ。私には一緒に生きていく人がいる。必死で目を覚ました夜も、もう一度眠れる場所がある。場所を許されている。

 あとはこの逃避感。
 がんばろうがんばろう。頑張っていない人なんていないのだから。
 みんな、こういうことはあるのだから。



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