xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2003年11月18日(火)

教訓/切実に祈ることは

 昨夜、夫が「そろそろコートを出して欲しい」と仰る。ええ確かに、私もそろそろこのジャンパーとマフラーでは寒くなって参りましたよ。私の目当ては別のジャンパー。これよりかは風を通さず、かつ格好がマシ。天気はまだ良いみたいだし、出しましょう出しましょう。
 そんな本日。暖かいねと二人で仲良くぬくまっていたところ見事に寝坊。見事に半休。仲良くいるにも程がある。
 昼ご飯を一緒に食べて夫を見送り、さあ衣替え(冬)と振り返ると窓の外には曇り空。かすかにかすかに雲の向こうに太陽が。


 本日の教訓。
 物事は早め早めにやりましょう。

 毎日毎日、教訓があるような日々もどうかと思う。








 と、書いてから数時間。モードチェンジには十分の時間。
 夏物をしまい込んでいて考え込む。なんていうか、こうして夫と一緒に暮らしていられることを本当に不思議に思う。
 あのとき、夫が私のことを好きだと気づいておきながら彼を求めていたらどうなっただろう。どうにもならなかっただろうか。何か変わっただろうか。そもそも、彼が私とどうこうなろうとは思っていなかっただろうけれど。
 彼は私に恋をしたことはなく、私も彼に恋をしたことはなく。ただそれでも特別で、それはとてもとても近しいから。

 切実に、それは夫とも違う、そして奴とも違う地点で切実に彼のシアワセを願ってやまない。それは憐憫でも同情でもなく、同病相憐れむでもなく。一時期の私を本当に救っていてくれた彼に、多分、私よりずっと深く深く孤独の中にいた彼にどうかシアワセが訪れないかと、心から願うだけで。
 そのシアワセの形は何でもいいから、どうか、孤独ではないように。彼の孤独はどうしても、辛そうで切なくて堪らないから。充足した独りではないから。
 そう願うことすら、余計なことなのだろうけれど。
 少なくとも、夫と共にいる私には願うことすらできないのかもしれないけれど。



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