| 2002年01月22日(火) |
樋口裕一「ホンモノの文章力ー自分を売り込む技術」(集英社新書2000.10.22)をやっと読了。山田風太郎「開化の忍者」を読んだ。 |
樋口裕一「ホンモノの文章力ー自分を売り込む技術」(集英社新書2000.10.22)をやっと読了。題名の通り文章を書く力をつけるための本である。小論文の神様と呼ばれる筆者が懇切丁寧に文章の書き方を教える。小論文やレポートだけでなく自己推薦書や志望理由書の書き方、果てはエッセイやEメールの書き方まで具体的かつ実践的な指導書である。筆者の言う「型」を使うと知性も論理的に磨かれ良い文章が書けそうな気がしてくる。
山田風太郎「開化の忍者」を読んだ。文藝別冊「追悼特集 山田風太郎(キ想の歴史ロマン作家)」(河出書房新社2001.10.30)所収の単行本未収録の短編である。明治4年横浜に外国人に門番として仕える三人の伊賀者が主人公の奇妙な話である。大筋は憧れの女性の貞操を忍術を尽くして守るという話で、読み終わってみれば茫然自失するしかないブラックなコメディであった。
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