読書日記

2002年02月23日(土) 宮脇磊介「日本のセキュリティに欠けているもの」(月刊アスキー3月号185ページ)を読んだ。

宮脇磊介「日本のセキュリティに欠けているもの」(月刊アスキー3月号185ページ)を読んだ。
何気なく読み出して恐ろしくなった。今日までは世間や職場の様子を眺めて日本のインターネット普及もやっと、例えばアメリカ並になったかななどとのんびり考えてそれで済んでいた。しかし、この文章を読んでインターネットの一般化は国際的罠にはまる道筋を進むことなのだと認識した。バラ色の未来ではなく自縄自縛の灰色の未来に突き進んでいることに改めて納得した。
昨年の3月から5月にかけて韓国から「サイバーデモ」攻撃があったという。自民党本部、産経新聞社、扶桑社、新しい歴史をつくる会、北海道議会、文部科学省に対して3日間1日5回ずつ数十万人から150万人の韓国国民に呼びかけて集中的にアクセスを殺到させる攻撃があり、自民党本部のウエブサイトは完全にシャットダウンした。この事件を報道した機関はごくわずかで当の自民党議員さえ知らされなかった。
宮脇氏は「その事実を、国民に対してリーダーシップを発揮し、警告を発すべきリーダーたちがまったく知らない。国家の体をなしていないのではないか。」と書いている。さらに「歴史的に見れば、冷戦下では日本は軍事もインテリジェンスも100%米国に依存し、軍事問題などに言及しようものなら日本の政治家は票を減らすばかりか首さえ飛びかねない、という言論環境が長く続いた。そのつけは大きい。」
要するにリーダーシップを取るべき人間に主体性が全くないというわけか。今話題の鈴木のような主体性は発揮できる自民党議員はいる、ということか。
IT革命を言ったのは前の首相森だったかもしれないが言わせたのはCIAだったりホワイトハウスだったりするのだろうか。
何も考えずにITを進めると手ひどい目に遇うことを知らない日本国民を鴨にするために。
パソコン機器から漏れている電磁波は100メートル以内の距離ならば傍受して、どんな画面を表示しているか、どんなキーを打ったかなどすべて記録できるという。逆に電磁波を照射して誤動作させたりシステムを破壊させたりもできるという。
これもSF映画などを観て空想的にはありうるかなと思っても現実問題としては見過ごしていることがらである。
セキュリティの面で日本は非常に遅れたままインターネットや携帯電話などが当たり前になってきている。
ある日突然自分たちがどこかの奴隷同然だったことに気がつくのだろうか。
今、こうしていることもすでにその一部分なのかもしれない。
(宮脇磊介氏は、元内閣広報官。)


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