読書日記

2002年04月15日(月) 永井龍男「黒い御飯」を読んだ。

永井龍男「黒い御飯」を読んだ。
氏の処女作。19歳の作品というから凄い。
印象的な冒頭の文章。
思いがけない中間の展開。
くらくらするくらい見事な結末。
そして人物の心中を的確に描き出す文体。
後の永井龍男のほぼすべてがすでにここにある。最初から完成されていた。
それにしても永井龍男の小説を読むたびに連想するのはアメリカの作家ダン・シモンズである。
永井龍男が連作短編からなる長編をもしも構想して完成させたなら純文学の枠を越えた傑作になったにちがいない。
ダン・シモンズを思い出したのは「ハイペリオン」が一話一話が感動的な短篇からなる大長編だったからである。
ちょっと寝言のようなことを書いた。


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