2002年06月27日(木) |
湯浅健二『サッカー監督という仕事』(新潮社)をまだ読んでいる。 |
130ページまで来た。 96ページで今年のワールドカップの決勝を想定したプレーを紹介している。 ブラジル対ドイツの決勝戦で1対1で迎えたゲームの終盤のプレーを描写するのである。 「ゆるい横パスが、リバウドへ向けてロベルト・カルロスの足から放たれた。その瞬間。最前線にいたロナウドが勝負のアクションを起こす。」 「リバウドから、ダイレクトのタテパスがロナウドへ。そして、これまたダイレクトで、ロナウドから、スペースへ走り込むアモローザへ、魔法のパスが奔る・・・・・・アモローザがダイレクトで放ったシュートは、ドイツのゴールキーパー、カーンの脇の下を矢のように突き抜けていった。 決勝ゴ〜〜〜ール!」(97ページ) サッカーをあまり知らなくても著者のサッカーへの情熱・愛情がふんだんにこもった文章が至福の時を演出する。 エッセイとしても一級品だと改めて思います。
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