読書日記

2002年08月30日(金) 日垣隆『学問のヒント』(講談社現代新書)を発見。

 日垣隆『学問のヒント』(講談社現代新書)を発見。
この数年その前は車で通っても一度も入らなかった本屋に今日はたまたま寄った。日垣隆の新刊を買うためだった。自宅付近の本屋よりも置いてある可能性が高いと判断したのである。
入ってすぐないなと思った。
雑誌とCDが中心で文庫やコミックスの棚が奥の方に見えたからである。
単行本などどこにもないように見えた。
それでも文庫本の近くに新刊コーナーに立花隆の新刊があった。
ちょっと期待したが10冊程度のちょっと前に出た本しかない。隣の新書の棚をチェックして帰ることにした。
これまた10冊程度の講談社現代新書が並んでいたの眼を凝らすと、あった!
長らく売り切れだったのを最近増刷したと聞いていたのでそれだろうと思いながら裏を見ると「1997年」版だったのである。
ここまでに何十件の本屋で確認しただろうか。行ける限りの本屋はすべて回ったはずだった。それがこんなところに最初からあったのだ。
思わず笑ってしまった。
なんとまあ、個人的に失せ物と捜し物は忘れた頃諦めた頃に現れるものだと信じてはいたが、『学問のヒント』はその「頃」はもうすでに過ぎていたと思い、此度は当てはまらなかったなと増刷版をそのうち手に入れることになるのだな、と完全に諦め、完全に失念していたというのに、不意打ちを食らってしまった。
しかも同じ著者の新刊を買おうとしての「邂逅」だから面白い。
それからもう1冊。
城山三郎のエッセイ集は全部チェック済みと思っていたのでこちらも不意打ちだった。
文春文庫の『湘南(海光る窓)』の発見である。
他の文庫よりも大きな活字がゆったりと読めそうな気分を誘う。
これは著者の要望によるものだろうか。
他に東京創元社の新しいシリーズ、創元コンテンポラリを三冊購入。
さらに村上龍のサッカーエッセイ集も。


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