2002年09月05日(木) |
坪内祐三『文学を探せ』(文藝春秋2001/09/15)を読む。 |
坪内祐三『文学を探せ』(文藝春秋2001/09/15)を読む。 私は安原顯も好きだし、この坪内さんも割と好きだった。 ただこの『文学を探せ』を文学界で読んだ時は鮮烈すぎてややひるんだ。 しかし、この本の『「あとがき」にかえて』を読んで持ち直した。 「一九九九年半ばから二〇〇〇年末までに至る私の「暴走」の記録なのである。」(272ページ)この文章に気がついて良かったと思う。帯には書いてあったが目に入ってなかった。 結局、一番感銘らしきものを得たのは「あとがき」だった。 人の個人的なことには興味のわかないほうだったのに、最近はそうでもない。 昨日も齋藤孝さんの世織書房の『教育=身体と言う技術』を読んで興味津々だったのは著者の学生時代の回想部分だった。
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