こもれび。

2004年06月04日(金) 『物語 スペインの歴史 人物篇』/映画『真珠の耳飾の少女』

こちらは「とうかさん」というおまつりで街中は大賑わい。
まつりに行かない人間はひたすらびっくりしつつ人ごみに疲れ果ててます。
ニュース沙汰になったこともあるようなおまつりですが、
なんだかんだと言って毎年あまりかわらない光景が広がってます。
これがあると、そろそろ夏が近くなってきてるなと感じます。


中公新書『物語 スペインの歴史 人物篇』読了。
新書で6人について言及してまして、人生全般ではなく、一部にスポット
あててるんですが、結構面白いですね。入門編としてはいい量です。
恥ずかしながら、これ読むまでは”エル・シド”知りませんでしたよ。
まあ、気がつけばドン・キホーテの最後なんかもろくに知りませんけども。
ちょっと興味わいてます。今ならある程度のもの読めそうです。
少し前までマンガ熱がすごかったのですが、今は活字熱上昇中。
読み出したらものすごく飛ばしそうで勉強どころじゃない気がします。
ごはん食べずに読むからな……今回はちゃんと食べてから読もう。
そうそう、養老先生の新書探しに行ったはずなのに、当初の目的綺麗に忘れて
文庫版で出てた岩崎陽子さんの『新撰組異聞 無頼』購入してきました。
時代考証でどうかなと思うところを流せたら、思った以上にいいですね。
私の好きな斉藤さんが年相応に魅力的に描かれてるとこがポイント高いです。
他の作品での、得体の知れない人とか、つかみどころのない人とかって
描かれ方も勿論好きですよ(結局斉藤さんかっこよければ問題ないということ)。
いろんなもの読んできて改めて実感しますけど、新撰組ってどうしてこうも
個性豊かな面子が揃ったんでしょうね。
ああ、いつかいろいろ一人一人について思うところを書いてみたいです。
それから食欲と簡単パスタレシピに惹かれて某雑誌も一緒に買っちゃいました。
週末に一品くらい試してみたいんですが、読んだら満足しそうな気もする……。
明日は(たぶん出てるはずの)新刊購入に走ってきます。
珍しく今月は本屋への投資が久々に多額になりそうです。サイフ大丈夫かな……

   *   *   *   *   *

今日は『真珠の耳飾の少女』という映画を観てきました。
映画好きの友人が、この作品は私が好きそうだと言ってくれてましたが、
はい、思いっきり好きです、こういう映画。持つべきものは友人ですね。
これは画家フェルメールの同名作品を題材にした作品で、
フェルメールと、その家の使用人として雇われた少女との話になります。
CGやら豪華絢爛なセットがあるわけでもなく落ち着いた感じの作品で
17世紀のヨーロッパの町の空気が感じられ、音楽もそこに華を添えてます。
パンフ未読の上、役者さんスタッフさんの名前、今はわかりませんが
フェルメール役の俳優さんがまたよくはまってます。
時代を越えた良質の作品って言ってもいいのかな。言いたいです。
今日は千円で観てきたんですが、この作品ならまだまだ払えますよ。
主役の女の子も、実在作品のモデルさんに似た愛らしい子でしたしね。

覚書。
・アイーダ・ゴメスの『サロメ』
→フラメンコやってるのに生の舞台どころかビデオもほとんど
 観たことありません。何から観ていいのか迷うのと、自分で購入するのには
 ソフトの単価が高いという問題とで、今までほとんど観ずにすごしてましたが、
 今回は映画館で観られます。それもアイーダ・ゴメス。
 主題のサロメ自体も好きというか気になる話なので、一度は行くでしょうね。
・『カルメン』
→チラシみたらカルメン役の女の人がとても美人さんで気になりました。
 雑誌の紹介記事で観かけたこともありますが、面白そうですね。
・『女王フアナ』
→先述した本にも出てた彼女の生涯がとても気になります。

ああ、なんか女の人ばかりだな。しかも情熱的なひとばかり……
これを観て少しは人間磨ければいいんだけどな。

・『ドラムライン』
→すごくかっこよさそう。7月封切予定とのこと。あと一月。待ち遠しいです。
 ドラムだよ、ドラム!リズム隊大好きですから今から血が騒ぎまくってます。

忙しいな、いっぱい観たいものが出てきてます。
面白いものがあったら、またここでも語ってると思います。
基本的に老若男女問わずに美人さん好きで、古典、幻想、アクション、
もしくはノリがいいもの大好き。つっこんで楽しむか、ひたりきるかのどちらか。
そういう映画の一個人の感想として読んでもらえると幸いです。

ちなみに、何でも観るわけではなくて、ホラー、オカルト系統と
冒険ものは比較的苦手なのでほとんど観ません。
冒険ものは一口で言うのむつかしいけど。トゥームレイダーとか好きですから。
こわい映画で観たってのは『バイオハザード』くらい。
しかも、ポスターのミラにヒトメボレして、勇気振り絞っていった小心者。
だから、バイオハザード以外のその手のネタはのぼらないと思われます。
かっこいい女の人のアクションがあるとスカッとするから観たのかな、あれも。


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立見皓夜 [MAIL]

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