こもれび。

2004年07月19日(月) ”ACIDMAN”語り(注:テンション高め+長文)

この1週間よれよれとなってました。仕事も珍しく定時あがりができない挙句
貯め込むハメになってます。どこからこうなったんだろうかと不思議ですよ。
でも、後回しにしてた作成中の資料、そろそろあげとかないとやばそうだと
今気がついたよ。うわー今日ちゃんと眠りたいのになあ……(汗)

大河の「池田屋事件」の土方副長の台詞「待たせたな」の一言で、
通常の状態にまでは気力が復活してたんですが、さらに元気倍増するような
嬉しいことが。ACIDMANの新しい音楽が聴けるんですよ!
しかも、ツアーで彼らに会えるんですよ!現在、全く地に足ついてません。

あたしの「好きなものリスト」(名前へのツッコミは不可でございます)の
トップ3をしめるものの一つに「ACIDMAN」という3人組のバンドがあります。
数年前の深夜テレビ番組での十数秒の邂逅以来気になってはいたんですが、
本格的に惚れたのが昨年の夏のこと。アルバム2作目「LOOP」の
先行シングルの一曲目に入っていた『波、白く』という曲でノックアウト
されたのをよく覚えてます。その曲を初めて聴いたのはタワレコの視聴機で、
そんな場所で心底どうしようって思ったのですよ。
1枚目と2枚目のアルバムを繰り返し聴いて、特集記事組んでた雑誌を
数冊購入してネット徘徊しながらテンション高めて、秋のライブに初参戦。
筋肉痛おこしつつ、終わってからしばらく虚脱感を味わっていて、
同行した友人と年明けまで楽しみがなくなった、と言ってたほどの有り様。
アルバムをエンドレスで聴いてても未だに全く飽きがきません。すごいよなあ。

今日久々に公式サイトを訪ねてみたら、なんとアルバム発売とツアーが
決定してたんですよ!観た時には一瞬何が書かれているのかわからず、
正気に返って意味を理解した途端に思いきり叫んでしまいましたよ。
年甲斐もなく、時間も近所迷惑も考えず(まわりのみなさま、怪しい行動
とってスミマセン。でもやってしまうんだ、愛故に……)
日程観て、今年はまわれるだけまわれないものか、と無茶な画策に
走ろうとしてます。たぶん東日本は無理ですけど。東京は行きたいけど、
チケット難しそうだもんな。西日本の休日でいくつか回れたらいいなあ
というのが今のところの希望。本気でツアー貯金と名づけて貯めることに
しました。チケットと日帰りの交通費さえなんとかできれば、あとは本気で
体力つけて乗りきりますよ。

ボーカルとギターのオオキ氏とベースのサトマ、ドラムのイチゴ。
どれか一つ欠けても彼らの音楽にはなり得ません。さらに三人とも進化中。
コトバよりも語ってるんじゃないかという深いイチゴのドラムと、
跳ねたり飛んだり、しっかり曲を支えたりと味わい深いサトマのベース、
オオキ氏の駆けてくようなギターが曲を奏でます。そうやって
ありふれたものも異質なものも入り乱れ、組み合わっているところへ、
人間の本質に近い、深いところに迫るようなコトバの世界が、オオキ氏の
魂振り絞るような声で紡がれると、プライドとか壁とか関係なく
心の奥底を揺らされます。自分を覆う殻なんか軽々粉砕された気がします。
1stアルバム「創」はいい曲多く、彼らの原点に触れられます。
中でも「赤橙(せきとう)」は名曲。独特のコトバの世界と旋律が、懐かしさや
寂しさ、短調っぽい明るさ等々ひきつれて、みたことない世界を見せてくれます。
2ndアルバム「LOOP」は孤独というか寂寥感というか、ぎりぎりっぷりが
漂うんですが、悲壮な感じとは無縁で、高い崖辺りで風にも負けないように、
背筋をしゃんと伸ばしていろんな事に立ち向かう姿が浮かびます。
昨年初めて行ったライブでは、曲聴きながらボロボロと泣いてました。
三人で音楽やってくれて本当にありがとうって心底思いましたもの。

書きながらまた聴きたくなってきたー。
とりあえず資金準備と体力作りに励もうと思います。
それに、明後日あたりで忙しさにも一区切りがつくはずなので、
なんとか頑張って片付けて、ちゃんとポルブレラストの振りを
教わってこられるようにしますよ。難しいけど楽しいですね、この曲。
また、落ち着いたら発表会の話とかも少し書けたらいいな。


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立見皓夜 [MAIL]

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