こもれび。

2004年08月11日(水) 踊りについて少々。

今日もお稽古行ってきたんですが、ここ1年ほど教えていただいてる先生が
辞められるとの話を聞き、クラスの友人達とびっくりしてしまいました。
同じくお世話になってきたギター弾いてくれてる方も近々……とのこと。
とても寂しいですが、彼らはまだ若いですし(あたしよりも数歳下なんですよ!)
いろんな世界を観て、いろんなものを吸収して、まだまだ大きくなっていくのなら
涙は飲んで、笑って送り出してあげようと思いました、ついさっき。
いいなあ、あたしもあのくらいの年なら、スペイン放浪の旅くらい
行っておきたいですものね。若さは、後から振り返って思うものなのかな……
まあ、まだまだ自分も現役でいけますけどね!(なんとなく自己フォロー)
「目指せ、生涯現役!」で行くつもりですから。

フラメンコ好きなことにはかわりないんです。踊るのも、歌やギターを聞くのも
ひとの踊りを観るのも、情熱がなくなったわけではありません。
むしろ、今以上に関わりたいし、生涯つきあっていけたらなとも思ってます。
しかし、つい先日までは今の教室でたいした疑問ももたずにフラメンコを
続けることに何の迷いも戸惑いもなかったんですが、最近少々考えることが
増えてきた気がします。内容は様々。
今回の先生方のお話についてだとか、先日ライブ観に行って思ったことだとか、
友人達と話してることだとか、いろんなことが少しずつきっかけになってます。

最近何かが物足りないというか、身が入らないことがあります。
なんだろうな。マンネリ?緊張感や目標の喪失?集中力も散漫になりがちです。
習い始めたということに安堵して、先へ進むことを忘れてたり、向上心を
失ってるのかな。持ってるつもりでも、ちょっとぬるくなってるのかも。
”楽しいお稽古”であることも結構ですし、それはそれで大事なんですが、
なんとなくそれだけでいいのかな?なんて首をかしげるようになっています。
今のところでできないことが、よそではすぐできるようになるとは思いませんので
当分はお世話になるつもりですがね。他の先生から学ぶべきものも多いですし、
大先生のクラスをまともに取ったことがないし、チャレンジ課題は山積みです。
探せばまだまだ出てきます。学ぶものがなくなるなんてことはないかな。
流されるんじゃなく、自分でしっかり考えてフラメンコと付き合いたいなと
あらためて思います。

まあ、気を取り直しましょっか。ひとまずは来年の発表会を目標に。
踊ることが、いくら上手くなくってもやめられないのよ!と言い切れるうちは
全然大丈夫です。世の中、全てが順風満帆でいくわけじゃないですし、
少々の障害や問題はスパイスみたいなもの?楽しみ倍増させてくれそうですから。
「まだ踊れてないね」と評されたばかりの”ソレア・ポル・ブレリア”、
難儀中の課題曲”ファンダンゴ・デ・ウェルバ”、それから、一番長い付き合い
なのに、先日のライブで衝撃をうけてしまった”セビジャーナス”、
この3曲が今年後半戦のあたしの課題曲。そこに加えて、
「身体の軸を意識すること」「ブエルタ」「指先まで意識を通わせた動き」
「表現力」「個性の発揮」あたりをポイントに努力する所存でございます。
どこかの日記で少々書いた気もしますが、あらためてということで。

今日のレッスンで、ファンダンゴは奥が深くて難しいけど面白そうだと
思えたのは収穫かもしれません。表現力考える課題にもなるのかな。
あたしの個性はなんだろうって考え込むはめにはなっちゃってますがね……
この曲を、あたしはどうやって踊りたいんだろう。
正解のない答えを探すようなものなんだろうけど、根気よく考えていこう。


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立見皓夜 [MAIL]

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