黒とか白とか。
クリスマスまで約一週間になりました……やべぇ、マジでプレゼントどうしよう!?と、焦りまくってる管理人です(苦笑) むぅぅぅ…ホントにどうしよう……。 去年は…パーティーで交換のとき、何出したっけなぁ……ボンボヤージュさんのぬいぐるみだったかなぁ? 何か、我が娘に渡った覚えがあるんだけど…気のせいか?
…てか、それだったら、いつものと変わり映えしないし!!(笑) もぅぅぅ、何が欲しいのか教えなさいよ〜!!(むきゃ〜〜〜〜!!)
話は変わって。 今日受けた授業で、シェイクスピアのソネット(弱強五歩格の詩)第29〜30番を読みました。 知ってる人は知っているかもですが、この辺りの作品は、それまで彼が作品に描いていた人物のモデルが、若い少年(シェイクスピアがソネットを捧げた相手は、男なんですよ、しかも美少年!)から、年上の女性に変わっています。 その女性は、髪が黒くて、肌も浅黒く、恋愛を歌った作品にしては、結構な物言いで描かれています。
その当時、「美しい人」というのは金髪碧眼で色白の人のことを指し、黒髪で浅黒い肌の人はその逆でした。 ソネット内でも、唇の赤さは珊瑚の方が上だし、口臭はするし、どこかで聞いた歌の方がその声より美しいし、地面をどかどか歩くし…と、彼女を褒め称える文なんて出てきやしないんです。 でも、たった一つ、「お世辞にも綺麗とは言えないけれど、私にとっては、他のどの女にもひけをとらない」と締めの二行でさらりと言うんです。
…読んだ瞬間、「やられた…」と思いましたね。 今まで読んできたものが、そりゃあもう、たくさんの過剰な美辞麗句ばかりだったので、この形が当時のイギリスで、新しいソネットのあり方として受け入れられたのが分かる気がしました。
しかも、最後の二行なんて、言われてみたいセリフですってば!(笑) 「他の誰にもひけをとらない」――なんて言ってもらいたい! 肌が黒いとか白いとか、そんなのは小っちゃな問題。 私にとっては、たった一人でもいい…好きな人に自分を認めてもらえたら…受け入れてもらえたら、それだけで幸せなんです。
好きな人の中に、私(自分)の居場所がある。 好きな人の中で、私(自分)は存在することを許されている。
きっとそれは、何よりも、ステキなこと。
2004年12月16日(木)
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