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曖昧な日々。
大槻
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2002年10月03日(木)
ちょっと過去の事とか。

何度も死ねと言われた。
今となっては異常だと思う。
けれどそれが普通だった。
普通の毎日だった。

外は眩しかった。
私は笑えなかった。
けれど笑ったりもした。
外は優しかった。
あまりに優しかった。
けれど不意に、冷たさを感じた。
全てが偽物のように見えた。
正確には、全てが偽物だった。
元々冷たさは存在していたのだ。
ただ私が、目を瞑っていただけで。
そう思うと、気持ちが冷めた。
夢から覚めた。
愛を忘れた。

嘘を続ける世界を眺めた。
可笑しいくらいに綺麗だった。
嘘のない人に嘘をつく私。
自分自身に嘘をつく私。
それでも生きていた。
生きなければならなかった。
生きていたかったのかも知れない。
その頃には、もう解らなくなっていたけれど。