2001年12月23日(日)
くねくねした岨道が暫く続く 車に出くわさない道がやがて鬱蒼とした山間に入る 暗くなった 霧がでてきて辺りをひんやりとした雨が包み込む
引き返した方がいいかもー どちらでもいいけどー
心細さで会話も沈む でも ようやく峠の駐車場に着いて 重苦しい雰因気を追い払うように車外にでた 厚い霧に覆われて湖は見えない 傘を差し向けたら 素直に入ってきて肩が自然と触れ合った ふいに抱きたくなったけれどー なぜか行動がともなわない
今、何を考えているのー 言葉でごまかしてみた 別にー そんなことあるもんかー
せめて野反湖が見えていたら もっと違った成り行きー あまりにも殺風景で 思いもよらぬ時が進んだ
もう二度と来ないよー 見えない湖面に叫びたい衝動が ふたりを車に追い立てた
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