ニャンでも日記
ほんの一滴であった君が長い年月をかけて大河となるなんの不思議はないけれど君は流れのままに身を委ねーやがて大海に吸い込まれてゆく岩山をくぐり、森林を横切り平野をくねぐねと縦断しその方向は天意のまま風に逆らうことなく水草と魚にその居場所を提供し尚、またとうとうと流れ去って行き途絶えることもないこれが、大自然の水の摂理水のある風景ほど神秘的でなお現実的なことはない