今思うとマナー違反していた。
桜を見に行くのに、 花を見に行くのに。
香水なんてつけて行ってどうするの、私……。
私がちょっといろいろ考え込んで調子が悪かったのは、 きっとここ数回の日記を読んで下さった人はお分かりでしょうが。
昨日。 今日。 遊んでくれた友人に。
別に私の調子が悪いことなんて知らなくて、 全然関係なく一緒に遊んだだけなんだけれど。
けれど、遊んでくれて有難う。 一緒に居てくれて有難う。
決定的に
傷つく前に
身を翻して
逃げる事は
やはり
卑怯でしょうか。
それともそうやってできるかぎりの 自己防衛規制を働かせる事によって 何かしらのエネルギー消費が減って そのことがなにか次に繋がるのかも 知れないと思っていいのでしょうか
…………、 こんなことを聞くのは 「そうだよ」って言って後押しして欲しいから 逃げる事を正当化して欲しいだけだと 本当は判っている。
自分で正当化することも出来ない。 逃げることを認めるのは、きっとそれ自体が
マケ。
人には厳しく、
自分には甘く。
……なんて、怠惰な自分を反省しなさい。
ええ、まったくもって、私が風邪で寝込んでいた数日のうちに冬はすっかりと引越し支度を整えて、あっさりとこの場所を引き払ったようです。
ですから寝込んで起きて、数日前、外に飛び出した時にすたすたと町を歩きながら第一に思ったことは、
「……世界が違う……」
と言う事でした。 本当に、私が閉じこもっている間に何やら不思議に世間は春にすっかりシフトしてしまって、風景が光が風が空の色が違う。 取り残された気分でした。
まだ3月だと言うのに つばめは飄々と空を飛んでいるし、 桜はつぼみをぱんぱんにふくらませてほころんでいるし、 こぶしは惜しげもなくみんなで顔を見せているし、 木蓮は楚々と枝の上に鎮座しているし、 桜草は密集してたっぷりと蜜の香りを漂わせているし、 小手鞠や雪柳は鮮緑をうしろにさらさらと白い花弁を散らしているし、
――そう言えば沈丁花はそろそろしおれて来たかしら。
そんな春の気配のひとつひとつが嬉しくはあるものの。 もう1年が経ってしまったという実感が伴うのはいかんともしがたいですね。
平熱が低い私。 家にある電子体温計曰く、私の平熱は35.3℃だそうです。 33℃なんて言われた時よりも全然平気ですが。
36℃で熱っぽいとか言ってもあまり信用されません(当たり前)。 37℃になると体温計を見た途端動きたくなくなるのですが、やはりあまり信用されません。 特に外部の方には……!!!!
ところで、私が鼻をぴすぴす言わせながらピペットマンなる計量装置(?)を用いて実験を行っていましたら、側に居た同級生が 「花粉症?(←彼は花粉症もち)」 と聞いて来たので、 「まさか!風邪!!」 と言下に否定したところ、 「オレも数年前風邪かなー、治らへんなーと思ってたら花粉症になってたで」 とのたまいました。
そのおかげでなんだかブルーな花(……もとい、鼻??)の季節なのです。
花粉症の前症状だったらいやだなあ……。
どうして、こう忙しい時に限って風邪を引くのでしょうね。
ふう。
若干熱っぽいのにそれでも飲み食い計画は蹴らない私。
万歳。
予定は未定。
は!と気付けば時間がなくてばたばたばた。 気付けば空いてたハズの丸一週間が、今日になってすべて埋まりました。 私にしては珍しい快挙(笑)
そうして言っていた更新が……。 「週末には」って言ってた理玖(←私信)、そして撤退予定すべて一週間ほど流れます……ふふふ。
ああ、私の春休み。
……身に沁みています。
誰しも自己顕示欲を持っている。 それがほんのちょっと多すぎると側にいる人は「う〜ん……」と微妙な気分になる。
それは言葉にしにくくて、どうして私はこの人が苦手なのかな、なんて思っていたが、何のことはない、そのほんのちょっとの注目を集めたがる声のトーンや言い方にかちん、と来る事があったのだ。 勿論この感じ方は人それぞれで、こんなに偉そうに言っている私自身も誰かに「煩い、目立ちたがりめ」などと思われているに違いないのだが、ここではそれを置いておいて。
何が言いたいかと言うと。 ―――バランスって難しい。
そうして、言葉って難しい。 伝え方って難しい。 何気なく使った言葉が、自分の意図した部分ではなく、より皮肉な部分が強調して伝わってしまったりして、自分の言葉遣いの選択の謝りにうろたえたりもする。 特に、文章ではそういうことがより多く有り得るからこわい。
……あら。 この文章、主旨が一貫してないですねえ。
いろいろ思うところがありました。 自分の位置を測るには、人ととことん喋るのが一番の手だな、なんてしみじみ思いました。
以前は自分の中で全てを消化して、自分で処理しようとしていたのですが。 現在は結構人に語っては、その度に自分がこういう事を思っているのだな、と掴んで行く事が多いです。 だから語れる友人は有り難い存在。
という訳で、いろいろ思うところがあったわけです。 そんな訳で、いろんなことを反省(?)してもみたり。 自分の位置を改めて思ってみたり。
さあ、頑張りましょう。 ……なあんて、いつもこんなことばっかり言ってます。
2002年03月01日(金) |
Le Fantome de l'Opera |
京都は駅ビル内、京都劇場。 そこで公演されている劇団四季のミュージカル、「オペラ座の怪人」 を見ました。 「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい」 というキャッチフレーズだったのですが。
―――凄かったです。
実はミュージカルをちゃんと観るのは2度目程度だったのです。 しかも劇団四季という大手のミュージカルを観るのは初めて。 けれど、けれど、凄かった。
何が凄いって…………舞台効果。 ほんとうにすごかったです。 その大道具。その舞台大道具運営。それがかなり凄いと思ったんです。 ほんとうにミュージカル自体よりもそちらに圧倒されてしまいました。済みません、ミュージカルに詳しい方。 私にはミュージカルについて薀蓄を垂れることは出来ないんです……。
ともかく舞台効果には感心しつづけていました。 そのオープニング。 舞台ってかなりの数の幕があるでしょう?緞帳から、その他背景の幕とかなんとか。 最初にはすべてが舞台上に下りているんです。 プロローグがあって、本内容に入る時の転換時。舞台上に置いてあったシャンデリア(重要な大道具ですよね)がするする上がって行って、どんどん時代を遡るように数々の幕がするするするする、順次に上げられて行って、そうして本内容開始の為の舞台大道具が完全に立ちあがるんです。
すごい、と思いました。 布の力って凄い! 布で出来た柱が、幕が釣られたバーが上がって行くにつれて立ち上がって行くさまなんて、実は結構なカルチャーショック(?)でした。 まるで映画。
大道具さん、舞台演出監督さんばんざい!!
でもこれってあまり正しいミュージカルの見方じゃないですよね。 もともと音楽は歌詞を聞かずに聞く人なので、ミュージカルの歌はちょっと聞き取りにくかったのです。 そうして、もっと初歩的な「ルルーの『オペラ座の怪人』ってこんな話だっけ……」という疑問。
確かに役者さんの声はとっても良くて、あらゆる意味でとても面白かったのですが。 けれどこのミュージカルを、原作の概要を知らずに観てちゃんと意味が分かるのかしらん、なんて思って仕舞いました。
こんな天邪鬼な私ですが。 これでも結構楽しんで来たんです。 もっといろんなものを観たいなあ、と思いました。
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