さよならをしたのが駅階段の何段目だったとか最後のデートに着たニットの毛玉だとかそんな小さなことはいつまでも覚えてるのにあの日の痛みはいつの間にか薄れてるそしてまた春が巡りわたしは恋をするだろうささやかな記憶がひとつ またひとつ花びらのように