妙に優しい態度。 それが僕を逆撫でする。
「呪いって、本当にあると思う?」
そう言っただけ。 更に態度が変わる。 イライラする。
咎めた訳でもないし、咎めるつもりもないのに。
いつだってそう。
2004年12月13日(月) |
いずれ、悔い改める事をしない君だから。 |
不機嫌な態度を表に出してしまえ。 それでも君は、考え方を変えたりしないのだから。 不愉快さを全面に表してしまえ。 そして君は、ボクの御機嫌取りに勤しむといい。 ボクは、頑固なんだよ、君が思うより。 君を嫌いにはならないから安心してもいいよ。 その代わり、好きにもならない。 愉快と不愉快の間でユラユラするのが君だ。 ボクにとっては、君はそうなんだ。 さぁ、少しでも機嫌を良くする為に話し掛けておいで。 いつもの事、いつもの事。 君とボクとの間で起こる、いつもの事。
僕が生まれる時に抱えた爆弾は三つ。 作り物の『それ』は上手く機能しない。 しばしば僕を締め付ける。 その爆弾は今のところ大きな爆発を起こさない。 癇癪玉とも言える『それ』はすぐ燃える。 それは僕の心を読んで爆発する。 忙しなく破裂する小さな爆弾は、次の爆発を抑えている。 奥底に眠る『それ』は滅多に起きない。 それが起きて誰かが悲しむのは、もう嫌だから。 名前を持った爆弾は、静かに爆発を待つ。 体に巣食うもの、心に根付くもの、奥底に眠るもの。 いっそ全部機能しなくなってしまえば。
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